いよいよ核心へと迫る『ONE PIECE』最終章・エルバフ編。神の騎士団の襲来やロキの解放など怒涛の展開が続く中、ついに長年の沈黙を破り「伝説の男」が本格参戦を果たしました。
その男の名は、元ロジャー海賊団の重鎮にして海賊王の左腕、山喰らいの『スコッパー・ギャバン』。
新世界突入初期から張られていたシルエットの伏線回収に始まり、エルバフでの知られざる家族関係、神の騎士団を圧倒する規格外の強さ、そして38年前のゴッドバレー事件の真実まで。本記事では、最終戦争における最大のキーマンであり、麦わらの一味を真の海賊王のクルーへと導くスコッパー・ギャバンの全貌を徹底解剖します!
目次
ワンピース 山喰らい『スコッパー・ギャバン』海賊王の左腕にしてNo.3
エルバフにて堂々の登場
ベガパンクのメッセージも広まり世界は歴史上の核心に迫りつつある。直後のエルバフ編でも『空白の100年』に迫る事実が明るみに。おあつらえ向きに世界政府の特別部隊『神の騎士団』も参戦中。年明け以降ここまで神展開かつ休載なく進んできた。
伝説の悪魔の実を食べた呪いの王子ロキ
ニカの能力を覚醒させた太陽の神ルフィ
歴史に迫るサウロとロビン
エルバフを落とす神の騎士団
役者も揃い徐々にヒートアップしてきた。これだけでは終わらない。ケルベロスの能力判明と古来の壁画で湧いた前回にも負けない程のインパクト。本当に世界の核心を知る男の存在は大き過ぎる。
| 速報 |
| アウルスト城に近づく編笠のシルエットが判明。ヤーさんと呼ばれる人間 |
| 元ロジャー海賊団『スコッパー・ギャバン』登場 |
| リプリーの内縁関係、コロンの父である |
| ギャバンは20年前よりエルバフにひっそりと暮らしていた |
| ロキ解放の鍵を入手する為に避けられない戦い。ルフィを挑発するギャバン |
山ひげ、滝ひげ、赤鬼、青鬼などスケールの大きな巨人族には相応の異名があったが今回の山喰らいは人間族へと当てられたものだ。
エピソード突入前から徐々に近づいていた伝説の海賊王の船員がエルバフで登場
非加盟国で隠居中の大海賊がルフィ達を混乱へと誘う
誰が言い出したのか?双子岬でクロッカスとラブーンと共に描かれた頃はこれがギャバンだとは半信半疑の様なものだった。新世界突入初期に討たれた伏線が回収へ。『来い』のシルエットから4ヶ月近く引っ張られたが冥界の海岸で佇んでいたシルエットもギャバンで間違いなさそうだ。サウロ程引っ張られたわけではないがかなり面白い伏線だったんではないだろうか?
海賊王の左腕
スコッパー・ギャバン
エルバフ編で堂々の登場。今回は1話丸々とギャバンが主人公。シャンボンディ諸島で度肝を抜いた冥王レイリーに迫る事は出来るか?神の騎士団という乱入勢力にもギャバンをぶつければ面白い構図になりそうだ。
ヤーさん
本来ならば国中から嫌われる戦犯のロキを解放するなどもっての外。しかしながら神の騎士団の参戦で事態は複雑になってきた。
ひとまず解放の為の鍵を入手しないとイベントは進行しない。
アウルスト城を任される門番やロードもその在処はわからず、広い王城を闇雲に探すハメに。
一同が迷い込んだのは玉座。
少し前にシャムロックと軍子が侵入した部屋だ。
奇妙な魔法陣は消えるまでもなくまだ残っている。ロードがいるせいで対比がし難いが魔法陣がかなり大きく見える。エッグヘッドの時は妖怪モードの五老星が大きかったので自然だがシャムロックと軍子の登場はもう少し小さかった様な。
一定時間のマーキングか?半永久の効力なのか?これから新しい仲間を呼ぼうとしている神の騎士団だが再びアウルスト城が起点となるか注目。このエルバフ編でもその召喚樹に迫れるのかもしれない。
本でよく見かける魔法陣
どっかの国の儀式で悪魔を呼んだりするやつ
一同ありきたりな見解だがルフィだけは見覚えがある様子。エッグヘッドで似たような魔法陣を見たばかり。
そんなルフィを呼ぶ聞き覚えのない声『麦わらのルフィ』
不穏な雰囲気が漂う中、突突飛んできたのは斧。明らかに一同を狙った攻撃。これが挨拶代わり?間一髪で交わすロードだが思わず手放してしまう。ルフィのアシストでなんとか難を逃れた。
アウルスト城へと近づいていた編笠、長髪のシルエット。
スコッパー・ギャバンだ。(同話内で後に判明)
エルバフ在住
人間族(元海賊)
ヤーさん
さっき城から異様な覇気を感じてな
もういねぇ様だが変わりにお前らがいた
エルバフの巨人族からはヤーさんと親しまれている様だ。これが通り名。ロードについてはヤー氏と呼んでいる。敬意も込められているだろう。『ヤーさん』というと現実世界ではあまり良い意味では使われないがこちらは違うだろう
どうやらギャバンはシャムロック達の気配を感じてやってきたらしい。もはや言及するまでも無いのかもしれないがシャムロック、軍子は覇気使いの様だ。ルフィ達は侵入者に気付く描写が無かった。もしかすると見聞色に関してはギャバンの方が上かもしれない。

ギャバンはきちんとルフィ達の事も把握している。
噂は聞いているぞ麦わらのルフィ
カイドウを倒したそうだな
久々にワノ国を旅してぇもんだ
カイドウを倒した世代交代劇。おでんともワノ国とも縁あるギャバンにとっては嬉しいのだろう。おでんの過去編でもワノ国滞在シーンがあったがおそらくはそれ以来。
そしてここで、ギャバンがコロンの父、リプリーの夫であることも判明する。ロードとも人見知りでエルバフにもすっかり馴染んでいるのがわかる。
ギャバンは自身の恋愛感を豪語する。例え混血の種族であろうが愛の自由を語る様はさながら『愛の伝道師』サンジが歳を取ったらこうなりそうだという的確なルフィのツッコミが冴える
愛は自由だ
歴史上、混血の種族は多々存在する
バッカニア
ドスンダダ
手足首長
魚巨人
複合民族は残りづれぇがいつの時代にも柔軟な奴はいた
エッグヘッド編途中で初登場した混血種バッカニア族。ルフィ以上に世界政府に嫌われていたのが"くま"の家系であった。更にその前のワノ国ではこちらも政府に狙われたルナーリア族。
ここ最近のエピソードで新種族に注目が集まっているが更に追加された。混血でメリットもあれば長所を薄めてしまう場合もあるが果たして。
ちなみ2人の年齢も判明
コロン→20歳(7歳)
リプリー→80歳(27歳)
()は人間換算の参考として÷3
リプリーの方がギャバンよりも歳上である
でっけぇチビ
がはははは
確かに
コロンとリプリーに会ったのか
巨人の地を多く継いでな
我が子ながら抱っこもままならなず育った
すでに学校で2人に出会した麦わら一同もびっくりしている。コロンに至ってはルフィより歳上だ‥
それでいてこのビジュアルだから種族特性というのは面白い。ギャバンの気持ちもわかる様な気がする。
女巨人族
エルバフ セイウチの学校で教鞭を振るう生物教師
時代の狭間に生まれ、最後の戦士世代とされている
人間族の海賊との間にコロンという子供を授かった(今回それがギャバンだと判明)
現在はフランキーと宝樹アダムツアーへ

山喰らい
なかなか聞かないワードではあるがこれはギャバンの伝説に因んだ通り名だ。これが1139話のタイトルにもなっている。まるで巨人族に付けられそうなネーミング。
その伝説から男の異名は『山喰らい』
有名な話じゃ
その男は副船長シルバーズ・レイリーと並び海賊王の左腕と呼ばれた
解放の鍵
どれだけリスクを説いても聞く耳を持たぬルフィにロジャーを重ね合わせるギャバン
ほう‥あのロキを‥面白いな
他人が起こすトラブルは大好きだ
ロキがどんな男か知ってるのか?
最悪の事態が起きた時お前はどうする?
過去に一度、赤髪のシャンクスという男がロキを捕えたがそれまで誰にもやつを止められなかったという事だ
ぶっ飛ばしてまた捕まえるという豪快なルフィはどこかロジャーとも似ているのだろうか。
かつてはギャバンもレイリーと共に幾度となくロジャーを説得しようと試みても敵わなかった事が伺える
お前らの忠告にゃウンザリだ
ビビってんのか?
おれを止めたきゃ力づくで止めろよ

そうは言ってねぇだろ
リスクを知っとけってんだバカロジャー
この頃は破天荒なロジャーに振り回されていたギャバン。レイリー程では無いにせよしっかりした人格が伺える。歳を取り髪色も変わって今となってはロジャーの言動にも近いのではないか?
殆どの読者はギャバンを元から予想していて登場シーンだけでヤーさんがギャバンだと直感したと思うが、ラストシーンではきちんとその正体が言及された。レイリーが海賊王の右腕なのに対してヤーさんは海賊王の左腕。その名はスコッパー・ギャバン
だから居るんだよ
その男はエルバフに20年以上住んでる
ロジャーやレイリーと肩を並べた伝説の立役者
海賊王の左腕スコッパー・ギャバン
今や四皇となったルフィに挑発的な態度。『おれから奪ってみろ』、神格化されつつあるロジャー海賊団ではあるが現役のルフィより強いというパターンはよもや考えれない。ポイントポイントで上を行ったとしても底力は断然ルフィだろう。とはいえこれがパワーアップイベントになる可能性はある。最高到達点と自称したギア5ではあるがギャバンからヒントを得るパターンもあるだろうか?
vsルフィ 『八十梟師』
ロキ解放の鍵を巡って激突
現在の四皇、未来の海賊王
麦わらのルフィ
海賊王の左腕、山喰らい
スコッパー・ギャバン
まるでルフィを嘲笑うかの様な闘いぶり。やはり戦闘慣れしている。巨大な鍵を使ってルフィを翻弄する。

やるぞゾロ

ルフィはゾロにも呼びかけて2人で応戦。麦わらの一味トップ2の共演だ。まるでロジャーとレイリーの様。
そしてここからギャバンも本腰を入れる。
主戦武器である斧を両手に持ち振るう。ギャバンが斧を構えた時点でゾロはその威力を察知して『避けろ』とルフィに指示。(ワノ国のビッグマムの様だ)
山喰いの異名も納得。災害の様に斬撃が飛び交う。山が丸裸にもなってしまうわけだ‥
エルバフの王城、アウルスト城はめちゃくちゃになってしまった。

ルフィとゾロを持ってしても大苦戦‥ロキや神の騎士団もいる中で相当削られてしまう‥と思いきや突如飛び出したのは『降参』の声。まさかのまいったで停戦となった。
振り上げた攻撃モーションも行き場を失いずっこけてしまうルフィとゾロであった。敵わぬと悟ったという感じではない。あくまで力を試す様な意味合いが強いだろう。

ふざけんなジジィ
人の命狙っといて冗談で済むわけねぇだろ
目的の鍵はお前達の手にある
この島を出る頃に
エルバフが無事だったら
またおれに会いに来い
二度と会わないと捨てゼリフを吐くルフィとゾロ。しかしながら鍵の礼は忘れなかった。鍵の在処はありがとな。
ちなみにルフィとゾロはギャバンがロジャー海賊団のクルーである事や直前にシャンクスと会っていた事は知らない。降参宣言の後にロードが補足をしようとしていたがギャバンがこれを制した。後から知る事にはなるだろうが一旦はこれで終戦。
交戦中もギャバンはルフィを茶化していた。この辺りはロキと同じ展開。麦わら帽子の意味と重要性を知っているからこ越えの煽り。
カブトより似合うんじゃねぇか?
預かる?くれなかったのか?
ケチな男だ
そりゃシャンクスけら預かってる宝物だからな
バーカ!!そういう意味じゃねぇよ
何も知らないでシャンクスをケチとか言うな
ルフィ達との別れ際にシャンクスとの一幕を思い出すギャバン。少し前にシャンクスがエルバフに立ち寄った際にルフィの事を聞かされていたみたいだ。
おいシャンクス
おれが簡単にそいつを信用すると思うか?
シャンクス
ははは確かに
あんたの好きにしていいよ
ギャバンさん
そしてギャバンはアウルスト城を去り一旦姿を消した。
巨兵海賊団と合流
ルフィ達がロキを解放している間にギャバンの描写は無かった。
ギャバンの危惧する通り神の騎士団によって襲撃されたエルバフ。生み出された怪物達と戦うべく巨兵海賊の船グレート・エイリーク号に乗り再登場した。

ギャバンは騎士団の存在や人数を正確に察知。見聞色も相当長けている。人質となった子供を救うべく騎士団の1人ソマーズの元へと向かった。
不死身が売りのソマーズの腕を斬り落としてみせた。

ギャバン登場までの振り返り(長期にわたる「シルエット」の伏線回収)
事の発端はエッグヘッド事件終了後に描かれた世界情勢の一幕。ラストシーンでエルバフ近海に佇むシルエットが伺えた。
エルバフ開幕後からシルエットはルフィの元へと近づき遂に遭遇。
エピソード突入前から徐々に近づいていた伝説の男。非加盟国で隠居中の大海賊は、読者の前にも段階を踏んでその姿を現していきました。その変遷をまとめると以下のようになります。
| 登場話数 | 描写・シルエットの変化 / 状況・読者の反応 |
|---|---|
| 魚人島編 (扉絵) | 双子岬でクロッカスとラブーンと共に酒を酌み交わす「後ろ姿の男」。 |
| 1124話 | エピソードの谷間でエルバフ海岸に謎のシルエット『来い』。この時点でもギャバンという声はかなり多かった。頭の形や髪型はほとんどわからない。ヒントとなったのは酒ぐらい?早くもギャバン登場の期待が高まる。 |
| 1132話 | ルイ・アーノートの言葉の背景にエルバフの猛獣と謎のシルエット。ここでは編笠と特徴的な長髪もはっきりとわかる。 |
| 1138話 | ルフィ達が訪れたアウルスト城へ近づくシルエット。黒塗りシルエットから一歩進み、洋服の模様までハッキリとわかるまでに。 |
| 1139話 | 編笠を取った素顔が描かれる。満を持してスコッパー・ギャバン登場!新世界突入初期からの伏線が完全回収。 |
アウルスト城ではシャンクス似の男(シャムロック)について話すルフィ達。話題がシャンクスの家族、ロジャー海賊団に移ったところでタイミングを見計らった様に現れた男こそ『スコッパー・ギャバン』であった。
敵意は見られず迎え入れる様な姿勢は他の巨人族達と同じだ。エルバフでの冒険に加えて『ひとつなぎの大秘宝』『ラフテル』といったワードに関してもギャバンという男がキーになる可能性は高い。
奇妙なシルエットであったが必ず引き合いに出されるのがこの扉絵だろう。双子岬にてクロッカスと酒を酌み交わす後姿。ラブーンも一緒に描かれている。

この扉絵が描かれた頃はまだ候補も多かったが徐々に絞られいった。大穴のヨーキ船長なども面白かったが時系列的には微妙‥髪の色だけ言えば金獅子のシキもピッタリではある。そしてやがて期待はギャバンへと集まっていく。

扉絵が描かれたのは魚人島の真っ最中。それ以前の映画ストロングワールド公開に併せて作られたコミックス0巻にて2人の共演コマもあった。どちらかといえば後ろの卵が話題に挙がるコマでもある。

まだしっかりと戦闘シーンが描かれたわけではないが過去編でその武器は明らかになっている。2本の短い斧がギャバンの主戦。斧の名手ならば作品内ではモーガンのイメージが強いか?ギャバンの武器は細かく操れる短いタイプ
| ゴールド・ロジャー | 金 |
| シルバーズ・レイリー | 銀 |
| スコッパー・ギャバン | 銅 |
『ロジャーとの付き合いも長い』と明記されておりレイリーなどに次ぐ古株だと予想される。また、コッパーという言葉は銅(ブロンズ)を表す意味合いもありロジャー、レイリーと並べると金銀銅。
海賊団では3番手に匹敵するのでは?
ロジャー海賊団しっかりと原作で明記されているメンバーは多くはない。その殆どがSBSで紹介された者だ。
偉大なる航路制覇の過程でおでんやイヌネコなどのスポット参戦しているメンバーもいる。
ビジュアルについてもバリエーション豊かで面白い。原作以外ではバレットが元ロジャー海賊団の触れ込みで映画のボスキャラに抜擢されている。
| ロジャー海賊団クルー |
| ゴール・D・ロジャー |
| シルバーズ・レイリー |
| スコッパー・ギャバン |
| ダグラス・バレット |
| クロッカス |
| 光月おでん |
| 光月トキ |
| イヌアラシ |
| ネコマムシ |
| シャンクス |
| バギー |
| シーガル・ガンズ・ノズドン |
| バンクロ |
| ピータームー |
| ブルマリン |
| スペンサー |
| ミュグレン大佐 |
| サンベル |
| ムーン・アイザックJr. |
| ローウィング |
| 眼竜 |
| ミレ・パイン |
| Mr.モモラ |
| ジャクソンバナー |
| ラングラム |
| ドリンゴ |
| MAXマークス |
| ヤモン |
| エリオ |
| ユーイ |
| CBギャラン |
| タロウ |
| ドンキーノ |
見習いのシャンクス、バギーも今や世界のトップ戦線(四皇)
最終章の生き残りレースに絡んでいる。一度海を制覇した伝説の海賊団のクルーともあらばそれだけでアドバンテージがある様に思えるが2人はラフテル直前で離れ同行していない。
バギーが熱を出しシャンクスがその看病をしたとされている。
つまりは『ひとつなぎの大秘宝』『世界の秘密』といったロジャー海賊団しか知り得ない情報についても完璧ではない。とは言いつつも一度辿っていれば到達条件の情報は他の海賊団よりも詳しいだろうか。
そんな中で共にロジャーと制覇したレイリーやギャバンなどの幹部格は全てを知っている。
レイリーは多くは語らず、要所要所で世界情勢が正しく進む様にテコ入れしてきた。ルフィ達を助け、ハンコック達を助け、秘密を暴露しようとするベガパンクにも思う事はある様だ。
あくまで若き世代に託し、力添えし過ぎぬ様に一歩引いている。
ギャバンはどうだろうか?
サウロにばかり目がいっていたが最後のロードポーネグリフの在処を握る火ノ傷の男という線も捨てきれない。
ギャバンの手掛かりをもとに核心に迫るパターンも十分にあり得る。
既にヒントが出ていたが大物海賊としては珍しく妻と子がいる事が判明した。もし素性が知れれば世界政府からの危険が及びそうなものだがエルバフの巨人族ならば安心だろうか。
これまた珍しい事に巨人族+人間族の異種族同士の結婚である。バッカニア族が『巨人族の地を引く』という触れ込みがあったが他にも混血は存在しそうだ。余談だが巨人族の国はエルバフ以外にも存在する。
父 ギャバン(人間族)
母 リプリー(巨人族)
息子 コロン(巨人族ハーフ)
シャンクスとも縁ある酒場にいた巨人族の子供コロン。ハーフとはいえルフィ達と比べるとデカい。
ハラルド王の教えが根付き、海に出て海賊をやろうなんて夢を持つ子供達は居なくなった。目指すは外交と平和。そんな中でも古きエルバフに憧れて海賊を目指す者がコロンである。
他の巨人族達から浮いてしまおうが本人も曲げるつもりはさらさら無い。
その根底にはシャンクスへの憧れよりも、偉大な海賊であった父ギャバンへの想いが強いであろう。
そして夫婦であるギャバンとリプリーだが正確には『内縁』である。現代社会を思わせる多様性。
巨人と人間の間で問題となったの身体の大きさではなく寿命であった。
人間の3倍にも及ぶ長寿命。単に長生きするだけでなく肉体の進化も緩やかだ。
妻のリプリーは若きままに夫のギャバンだけが歳をとって外見が老いていく。羨ましいような気もするがギャバンにとってはこれがネックとなっていた。
『俺だけ歳を取る』ってスネて結婚してくれないんだ‥
一緒に歳を取れないもどかしさ、リプリーに気を遣っている一面もあるだろうか。
少し飛躍し過ぎかもしれないが髪色の変化も妻のリプリーに合わせた若作りなのかもしれない。
もともと黒髪寄りで描かれていた過去編ではあったが扉絵では金髪となっている。エルバフ編ではまだカラーが判明していないが白金系の髪色だろう。
面白い事にレイリーは逆で金髪→銀髪と落ち着いた印象へと変化している。
| ギャバンで広がりそうな事項 |
| 互いに死んでいた旧友がギャバン? |
| 火ノ傷がギャバン? |
| 神の騎士団を止めるのがギャバン? |
| シャムロックの正体をルフィ達に教える |
| ロキの鍵を渡す |
| シャンクスの真意を伝える |
| 長居してはいけないに該当しない |
山喰らいの異名
1139話のタイトルにもあてられた『山喰らい』
およそ巨人族に当てがわれそうなスケールの大きな表現は1人の人間族が世間に轟かせた異名であった。
ロジャー海賊団左腕
山喰らい
スコッパー・ギャバン
| ロジャー海賊団3人の異名 | |
| ロジャー | 海賊王 |
| レイリー | 冥王 |
| ギャバン | 山喰らい |
以下、オイモが語ったギャバンの伝説
かつて海賊王のクルーにはロジャーの他に突出して強い2人の海賊がいたんだ(レイリーの他にもう1人って事か)
ある時船長ロジャーの療養でロジャーとその男は山奥の病院にいたんだが‥運悪く敵の海賊達に病院を取り囲まれちまったんだ
だが男は1人外へ出て
何と数百人の海賊共を斧2本で返り討ちにしてよ
それだけじゃねぇ
男の戦った跡には1本の木もねぇ裸の山が残ってたって話だ
その伝説から男の異名は『山喰らい』
その男は副船長シルバーズ・レイリーと並び、海賊王の左腕と呼ばれた
シャボンディ諸島で登場したシルバーズ・レイリーもロジャー海賊団No.2に恥じない実力の持ち主であった。覇王色の覇気はもちろん、剣術にも長けており全盛期は四皇や大将クラスとも対等に渡り合えるレベルだったと言って良い。
その次点。双璧を成すギャバンも相当だった筈。2本の斧であらゆるものを薙ぎ倒し山すらも裸にしてしまう。山の様に大きいという例えは良くあるが、山を丸刈りにしてしまうというのは奇抜で豪快過ぎる。
とはいえ海賊の異名としては少ししっくり来ない気もする。どちらかと言えば山賊の方が合っている様な‥
また、山喰らいギャバンのエルバフでの通称は『ヤーさん』
由来がよくわからないがストレートにやまぐらいの『や』を取ってのネーミングかもしれない

丸裸の山というとやはりこちら。
ワノ国に登場した九里の頭山だ。不自然に山頂が剥げている。ギャバンが暴れたの20年以上前なので実際にはもっと広範囲で野原になっていた事だろう。
長い年月を経て木々達が回復したのかもしれない。
ちなみにこの一幕は山頂の桜もポイントとなっている。有名なロジャーと白ひげの会談場所としての呼び声も高い。
山に関するエピソードでは若かりしガープも武勇伝がある。チンジャオの頭をカチ割る為にサンドバッグ代わりに山を8つばかり粉々にしたというもの。素手という事を考えるとガープも凄まじい。
斧天楽(ふてんらく)
アウルスト城でルフィ達に放った斬撃の嵐『八十梟師やそたける』射程は広範囲に及び山が剥げる山喰らいの根源にもなっているのはこの技だろう。
対して一点集中集約型の攻撃
斧天楽(ふてんらく)

ソマーズの荊をものともせずにその胴体を両断した。
ギャバンの見聞色と覇王色
エルバフへ移住しているスコッパー・ギャバン
事前に訪れたシャンクスによってルフィ達がやってくる旨は伝わっていた。
ギャバンにとっての予想外はアウルスト城の侵入者。
気配を感じて向かってみるとルフィやゾロと出会した。
挨拶と自己紹介も早々にロキ解放の鍵を巡って交戦。しかしながらあっさりと降参して鍵を渡した。
何かを思い出したかの様に去ったギャバン。この時点で既に侵入者の目星がついていたのかもしれない。
それこそ世界政府側の人間だという事にも勘付いていたか。
一度行方が分からなくなったギャバンだがエルバフの緊急事態を受けて巨兵海賊団ドリー、ブロギーと共にグレートエイリーク号に乗って登場。
お頭達と並んでも遜色無いほどに双斧を振るい存在感を示す。年老いて酒を飲みながらではあるが実力は健在。流石は海賊王の左腕だ。
そして見聞色は冴え渡る。
広大なエルバフの大地で侵入者達の人数を正確に把握していた。恐らくは居場所までをも感知出来ているであろう。
やはり増えたな‥3つ‥
隠しきれねェ異常な“声”が伝わってくる
エルバフが安全じゃなくなったら…世も末だぜ
最近だと見聞色は未来視が注目されている。
数秒先の未来を視るチート能力ではあるが取得者も増えて来た。
| 未来視の使い手 |
| ルフィ |
| カタクリ |
| カイドウ |
| シャンクス |
| ギャバン |
ギャバンの見聞色もかなりの練度に達しているのではないか?
そして息子であるコロンが危険に晒された時に未来視が発動した。状況的に軍子を瞬殺できると踏んだギャバンではあったが予想を上回り実際にはコロンが殺されてしまう未来を見たギャバンは降参した。その後自分は落とされてしまったが的確な判断でコロンの命は救った。
そして攻撃シーンも注目。モーションに入ったギャバンにはバリバリのエフェクトがかかっていた。覇王色の使い手によくある描写だ。基本的に他者からの認定やビブルカードによる情報が頼りの覇王色設定だがギャバンは攻撃に覇王色を纏えるまで達しているのではないか。
不死身のソマーズが再生出来ないのも覇王色での攻撃がヒント?
ギャバンの年齢
伝説の男として今やエルバフで隠居していたギャバン。あまり世界情勢には関わらない立ち位置ではあったが侵入者(神の騎士団)達を止める為に世界政府と対峙した。
まだギャバンの年齢は判明していないがロジャー海賊団のメンバーや近しき人物と比較してみるとおおよその予想はつく。(ロジャーについては生きていたらの年齢)
| ロジャー | 77歳 |
| レイリー | 78歳 |
| シャンクス | 39歳 |
| バギー | 39歳 |
| ガープ | 78歳 |
| センゴク | 79歳 |
| 白ひげ(ニューゲート) | 74歳 |
| ビッグマム(リンリン) | 68歳 |
ロジャーやレイリーの年齢を考えるとギャバンも70歳後半と考えられる。通例だとかなり衰えるものだがワンピース作品では高齢でも伝説的な強さの片鱗が見える場合が多い。映画作品などにもその特徴は見受けられる。
ギャバンも山喰らいの異名に恥じぬ豪快な闘いぶりを披露していた。これで70代だから恐ろしい。
また、ギャバンと交戦しビジュアルもよく似ている神の騎士団『ソマーズ聖』もある程度同年代かと予想出来る。おそらくは最近まで騎士団の指揮をとっていたガーリング聖が騎士団の最高齢だろう。
ガーリング聖がロジャーやレイリー、ガープ達と同世代。
ソマーズ聖の年齢はそれよりも少し下になるのではないか。
五老星を筆頭に世界政府に関しては老い=劣化とは考えにくい。エッグヘッドでルフィ達を苦しめた五老星も全盛期より落ちているとは思えなかった。
ソマーズはギャバンと比べても衰えを感じさせないのではないか。
最終章最大のキーマン!海賊王の左腕スコッパー・ギャバンの全貌を徹底解剖
ベガパンクのメッセージも広まり世界は歴史上の核心に迫りつつある。『空白の100年』に迫る事実が明るみになり、伝説の悪魔の実を食べた呪いの王子ロキ、ニカの能力を覚醒させた太陽の神ルフィ、歴史に迫るサウロとロビン、そしてエルバフを落とすべく参戦した世界政府の特別部隊『神の騎士団』。
役者も揃いヒートアップする中、古来の壁画判明をも凌ぐほどのインパクトを持って、ついにエルバフ編にて長きにわたる沈黙を破り本格的な登場を果たした元ロジャー海賊団の重鎮、スコッパー・ギャバン。
これまで光月おでんの過去編などで断片的にしか語られてこなかった彼の全貌が、最新の展開によって次々と明らかになっている。海賊王の左腕としての圧倒的な戦闘力から、ゴッドバレーでの死闘の真実、エルバフでの知られざる家族関係、神の騎士団との激闘、そして「永遠のNo.2」への意地まで。
本記事では、物語の核心に深く関わる「スコッパー・ギャバン」のすべてを徹底的に深掘りし、麦わらの一味に与える影響までを完全にまとめ上げる。
1. 基本プロフィールと「金属の法則」から来る絶対的地位と年齢
伝説の海賊としての基本情報を整理します。
【基本プロフィール】
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | スコッパー・ギャバン |
| 所属 | 元ロジャー海賊団 |
| 地位 | 実質的No.3(海賊王の左腕) |
| 異名 | 山喰らい(エルバフの巨人族からの愛称:ヤーさん) |
| 武器 | 双斧(短い2本の斧)、現在は巨大な鎖の鍵も使用 |
【金属の法則(ネーミングルール)】
彼の名前は連載初期から仕組まれた「法則」によって、その重要性が示唆されていました。
| キャラクター名 | 名前の由来 | 立ち位置 |
|---|---|---|
| ゴール・D・ロジャー | 金(ゴールド) | 船長(海賊王) |
| シルバーズ・レイリー | 銀(シルバー) | 副船長(右腕) |
| スコッパー・ギャバン | 銅(カッパー/スコッパー) | 実質的No.3(左腕) |
【同世代レジェンドとの年齢比較】
現在、ギャバンの正確な年齢は明言されていませんが、ロジャー海賊団のメンバーや近しき人物と比較すると以下のようになります。
| キャラクター | 年齢(推定・生きていた場合含む) |
|---|---|
| センゴク | 79歳 |
| シルバーズ・レイリー | 78歳 |
| モンキー・D・ガープ | 78歳 |
| ゴール・D・ロジャー | 77歳(※生きていれば) |
| 白ひげ(ニューゲート) | 74歳(※享年) |
| スコッパー・ギャバン | 70代後半(推定) |
これらを考慮すると、ギャバンも70代後半であると推測されます。ワンピース作品において老い=劣化とは一概に言えず、彼は高齢でも伝説的な強さの片鱗を完全に見せつけています。
2. 創造主(尾田先生)に抗う!? 譲れない「No.2への執念」
ギャバンというキャラクターを語る上で、非常に人間臭くて最高に魅力的なポイントがある。それが、彼が意地でも「No.2」だと言い張る強い自負心を持っている点だ。
作中の激闘の中で、彼はボロボロになりながらも震える手で「ピースサイン(Vサイン=2)」を掲げ、血を吐くような思いでこう叫んだ。
ギャバン
「ナンバー…… ”2”… 譲れないものがあるんだ!!!」
名前に「銅(3位)」と刻まれている以上、世間的な評価はどうしても「No.3」に固定されてしまう。しかし、右腕であるレイリーと共に常に現場の最前線を張り、海賊王を対等な「両翼」として支え続けてきた彼にとって、「名前だけで順位を決められてたまるか。俺だって実質No.2だ!」という絶対に譲れないプライドがあるのだ。
この執念は、手配書の懸賞金ランキングでジンベエに抜かれて4位に転落した際に悲痛な叫びを上げたサンジ(左翼)の姿と完全に重なる。
3. エルバフでの生活と「愛の伝道師」としての家族関係
ロジャーの処刑後、20年以上前からエルバフにひっそりと暮らしていたギャバン。人間族でありながら国にすっかり馴染んでいます。
さらに驚くべきは、自身の恋愛観を「愛は自由だ」と豪語する彼の「種族の壁を越えた家族関係」です。
【ギャバン一家の家族構成】
| 名前 | 続柄 / 種族 / 年齢(人間換算) | 特徴・備考 |
|---|---|---|
| スコッパー・ギャバン | 夫 人間族 70代後半(推定) | 自称「愛の伝道師」。寿命の差により、自分だけが老いていくことを気にしている。 |
| リプリー | 妻(内縁) 巨人族 80歳(27歳) | セイウチの学校の生物教師。最後の戦士世代。ギャバンより年上だが若々しい。 |
| コロン | 息子 ハーフ 20歳(7歳) | シャンクスとも縁がある。ルフィより年上だが、巨人族の血を引くため「でっけぇチビ」。 |
ギャバン
「愛は自由だ。歴史上、混血の種族(バッカニア、ドスンダダ、手足首長、魚巨人)は多々存在する。複合民族は残りづれぇがいつの時代にも柔軟な奴はいた」
「コロンとリプリーに会ったのか。巨伸の地を多く継いでな、我が子ながら抱っこもままならず育った」
この姿を見たルフィが「サンジが歳を取ったらこうなりそうだ」と的確なツッコミを入れた通り、その生き様はサンジの究極のロールモデルだ。
ちなみに、リプリーとは正式な夫婦ではなく「内縁関係」にある。人間の3倍の寿命を持つ巨人族との間で、「『俺だけ歳を取る』ってスネて結婚してくれないんだ」という寿命の壁から来る切ない悩みも抱えており、現在の金髪(白金系)も、若き妻に合わせた彼なりの若作りなのかもしれない。
4. 異名「山喰らい」の豪快すぎる伝説
彼が持つ世間での異名は「山喰らい」。山ひげ、滝ひげ、赤鬼、青鬼などスケールの大きな巨人族に付けられそうなこのネーミングは、彼自身の規格外の武勇伝から来ている。
巨兵海賊団のオイモがジンベエ達に語った伝説は以下の通りだ。
オイモが語る山喰らいの由来
「ある時船長ロジャーの療養で、ロジャーとその男は山奥の病院にいたんだが‥運悪く敵の海賊達に病院を取り囲まれちまったんだ。だが男は1人外へ出て、何と数百人の海賊共を斧2本で返り討ちにしてよ。それだけじゃねぇ、男の戦った跡には1本の木もねぇ裸の山が残ってたって話だ」
2本の斧であらゆるものを薙ぎ倒し、ワノ国・九里の「頭山」のように、山すらも丸裸のハゲ山にしてしまう。ガープがサンドバッグ代わりに山を8つ粉々にした伝説に匹敵する、災害クラスの豪快すぎる異名である。
5. 次世代への試練!ルフィ&ゾロとの激突と広範囲技『八十梟師』
アウルスト城にて、神の騎士団(シャムロックや軍子)が残した奇妙な魔法陣に迷い込んだルフィ達。不穏な空気が漂う中、突如飛んできた「斧」こそがギャバンの挨拶代わりだった。
ギャバン
「さっき城から異様な覇気を感じてな。もういねぇ様だが変わりにお前らがいた。噂は聞いているぞ麦わらのルフィ、カイドウを倒したそうだな。久々にワノ国を旅してぇもんだ」
ロキ解放の鍵を巡り、四皇ルフィを挑発するギャバン。
ギャバン
「ほう‥あのロキを‥面白いな。他人が起こすトラブルは大好きだ。ロキがどんな男か知ってるのか?最悪の事態が起きた時お前はどうする?過去に一度、赤髪のシャンクスという男がロキを捕えたが、それまで誰にもやつを止められなかったという事だ」
かつて破天荒なロジャーに対し「そうは言ってねぇだろ。リスクを知っとけってんだバカロジャー」と説教していた頃のレイリー寄りの立ち位置から、今は現役の四皇に挑発的な態度を取る。
【vs ルフィ&ゾロ】
ギャバンはまず、巨大な鎖の鍵を使ってルフィを嘲笑うかのように翻弄する。「やるぞゾロ」と呼びかけ、麦わらの一味トップ2の共演で応戦するルフィ。
ここでギャバンが本腰を入れ、主戦武器である「双斧」を構える。その威力を察知したゾロが即座に「避けろ」と指示するほどの覇気。
ギャバンが放ったのは、災害のように斬撃が飛び交う広範囲技『八十梟師(やそたける)』。エルバフの王城・アウルスト城をめちゃくちゃにし、「山喰らい」の異名に納得させられる凄まじい大技だ。
ルフィとゾロが大苦戦する中、ギャバンは突如「降参」を宣言し、振り上げた攻撃モーションが行き場を失った二人はずっこける。「ふざけんなジジィ」「人の命狙っといて冗談で済むわけねぇだろ」と怒るルフィ達に対し、ギャバンは次世代を試すテストを終え、こう言い残す。
ギャバン
「目的の鍵はお前達の手にある。この島を出る頃に、エルバフが無事だったらまたおれに会いに来い。(麦わら帽子を見て)カブトより似合うんじゃねぇか? 預かる? くれなかったのか? ケチな男だ」ルフィ
「バーカ!! そういう意味じゃねぇよ! 何も知らないでシャンクスをケチとか言うな!」
別れ際、ギャバンは少し前にエルバフに立ち寄ったシャンクスとの会話を思い出していた。「おいシャンクス、おれが簡単にそいつを信用すると思うか?」「ははは確かに、あんたの好きにしていいよギャバンさん」。ギャバンなりの、シャンクスが託した次世代への愛の鞭であった。
6. 【ソマーズ聖との死闘】神を砕く『斧天楽』と親としての覚悟
ルフィ達と別れ一旦姿を消したギャバンだが、神の騎士団の襲撃による緊急事態を受け、巨兵海賊の船グレート・エイリーク号に乗り再登場する。彼の極限まで練り上げられた見聞色(未来視)は、広大なエルバフの大地で侵入者の存在を正確に察知していた。
ギャバン
「やはり増えたな‥3つ‥ 隠しきれねェ異常な“声”が伝わってくる。エルバフが安全じゃなくなったら…世も末だぜ」
人質となった子供を救うべく向かった先で、神の騎士団・ソマーズ聖と激突する。
ソマーズの切断部位から出血がなく、何度攻撃を受けても再生する不死身のギミックに対し、ギャバンは覇王色(黒い雷)を攻撃に纏わせる。放たれた一点集中集約型の大技『斧天楽(ふてんらく)』が、ソマーズの荊をものともせずに胴体を両断。さらに「覇王色の物理干渉」によって、ソマーズに「アレ? 再生(もど)らねェ」と言わしめ、不死のギミックを強制的に無効化したのだ。
未来視が見せた最悪の結末と、降参
ソマーズを圧倒したギャバンだったが、もう一人の騎士団「軍子」に、実の息子コロンを人質に取られてしまう。
実力なら軍子を瞬殺できる。しかし、ギャバンの未来視は「強行突破すれば確実にコロンが殺される最悪の未来」をハッキリと捉えていた。だからこそ彼は、愛する者を守るために自ら武器を放棄し、この日二度目の「降参」を選択した。
丸腰になり串刺しにされ、宝樹アダムから突き落とされながらも、的確な判断で息子の命を救ったギャバン。最強の海賊が見せた「親としての自己犠牲」である。
7. 【歴史の真実】ゴッドバレー事件(38年前)での死闘とシャッキー救出
現在の彼がイム様やガーリング聖の気魄を指して「ゴッドバレーでも感じた事の無いレベルの覇気」と評価する言葉の裏には、38年前の凄絶な歴史がある。
当時、天竜人による非道な「先住民一掃大会」が行われていたゴッドバレー。ロジャー海賊団がそこに急襲した真の目的は、大会の目玉景品として捕らえられていた元九蛇海賊団皇帝・シャッキー(シャクヤク)の救出だった。
この地獄のミッションにおいて、ギャバンはロジャーのすぐ左側で双斧を構え、ロックス海賊団の化け物たち、そしてフィガーランド・ガーリング聖率いる神の騎士団と真正面から激突し、生き残ったのだ。
8. 【悲劇の目撃者】14年前のエルバフ王家事変とシャンクスへの想
さらにギャバンは、14年前に起きたハラルド王の死(ロキによる親殺し)の現場にも居合わせていた。
神の騎士団と契約し不死の体を得て暴走するハラルド王を見て絶望視する中、自身の出生(フィガーランドの血筋)を恨んで自責の念から泣き崩れるシャンクスがいた。
ギャバンは取り乱すシャンクスの胸倉を力強く掴み、「お前のせいなわけがない!お前には必ず役目がある」と強く諭した。神の騎士団関係者に激昂して飛びかかろうとする若きシャンクスを必死に羽交い締めで制止するその姿は、彼にとっての「厳しくも優しい親代わり(兄貴分)」であった。また、親殺しの大罪を犯したロキに対しても、「世界政府はお前が考える程易くはないぞ」と巨大組織の恐ろしさを厳しく忠告している。
9. 次世代の両翼(ゾロ・サンジ)を導く最強のメンター
歴史の裏側をすべて見てきたギャバンが最終章において果たす最大の役割は、ルフィを支える「両翼」を真のトップレイヤーへと引き上げる最強のメンター(指導者)としての立ち位置だ。
ゾロからダダ漏れになっていた覇王色を即座に見抜き、「呆れたな、覇気は認識してコントロールできてこその”力”だ!! てめェ、そんな事で『四皇』の船長を支えていけんのか!?」と一喝し、実戦を通じて厳しく促した。
そして、自身と似た境遇・性格を持つサンジに対し、彼の本質を射抜く強烈な言葉を投げかける。
ギャバン
「素質はあるハズだ… ただしお前はなぜか…自虐の危うさを抱えてる。お前も”王”になれ… ルフィを本当に!!! “海賊王”にしてェんならな!!!」
この言葉が決定的なトリガーとなり、サンジはジェルマの呪縛を越え、自身の覇王色と向き合うことになった。海賊王の「左腕(ギャバン)」から、次世代の「左翼(サンジ)」へと王の資質が継承される、ワンピース史上屈指の激熱な展開だ。
総括:ギャバンが握る最終戦争の鍵
スコッパー・ギャバンは、単なる「過去の海賊王の左腕」というレジェンド枠のキャラクターではない。
『山喰らい』の伝説、広範囲技『八十梟師』と神を砕く『斧天楽』、完璧な未来視。そしてゴッドバレーでの死闘や14年前の悲劇を最前線で目撃し、「神の騎士団」の恐ろしさとその破り方を世界で誰よりも熟知し、愛する家族のために自らを犠牲にする覚悟を持った『最終戦争における最大のキーマン』だ。
麦わらの一味を「真の海賊王のクルー」へと完成させる最後の導き手として、現在エルバフでこれ以上ないほどの圧倒的な存在感をもたらしている。彼が導いたゾロとサンジが、完全なる覇王色を纏って神の騎士団を打ち砕くその日まで、この男の動向から一瞬たりとも目が離せない。


