ワンピースネタバレ考察 動物系と超人系は全て製造可能【ベガパンクと悪魔の実】

ワンピースネタバレ考察 動物系と超人系は全て再現可能【ベガパンクと悪魔の実】

今回はワンピース考察。天才科学者Dr.ベガパンクが語る悪魔の実について
現代にて最も悪魔の実のカラクリに迫った男

悪魔の実の真相

作品の特色でもある【悪魔の実】という要素
これまでに沢山の能力者が登場しルフィ達の前に立ちはだかりました。
悪魔の実があればこそキャラも際立っていたと言えましょう。
結局のところ悪魔の実に始まり悪魔の実に終わる?

最終章へと突入した本編(エッグヘッド)にて兼ねてより明言されていた悪魔の実の説明とも思われるシーンがありました。

ファンの間ではお馴染みの有名なSBSの質問と回答

D. 46巻でウソップが「この世に同じ能力は二つ存在しねぇし」って言ってましたが、これって45巻のSBSで言っていることと違うような気が…。

ゴムゴムの実が図鑑に載っていたのであれば、ルフィが食べたのは二つ目以降のモノじゃないですか!

(素敵で知的な)栄ちゃーん!そこらへんを教えてくだパイ

O. するどいですね。

しかし、大丈夫です。何も間違ったことは言ってません。

ヒントとして、ウソップのセリフをこう言いかえましょうか。

「この世には、同時期に同じ能力は二つと存在しない」

いかがでしょう?

そして、詳しくは、本編にいずれ登場する、ある博士が"悪魔の実"という存在がどういうものなのか、説明してくれるハズです。いずれね。

引用.ワンピース48巻 悪魔の実に関するSBS

この博士というのは察しの通り天才科学者ベガパンクで間違いないでしょう。
スリラーバーク編真っ只中のこの時期に既にベガパンクの説明イベントを見越していたというのが驚き。

時期にして2007年頃ですので実に15年の歳月を経て実現しました。

一体誰が何の為に作ったのか?自然の産物?

天才の語る仮説

1069話
古い文献にこそ残されていたが歴史からその名前が消されてしまった幻の能力ヒトヒトの実モデルニカ

そんは能力を現代にて魅せたルフィ。
ニカの能力に触れ、興奮しながら悪魔の実についての自論を続けたベガパンク

人が望み続ける限りその存在が消える事はない
万物は望まれてこの世に生まれる
例えば悪魔の実もそうじゃ

悪魔の実とは誰かが望んだ人の進化の可能性である

ああなれたらいいな
こうなれたらいいな

多岐に渡る人類の未来が能力である

従ってその不自然は自然の母【海】に嫌われるという罰を背負って存在する

能力者とは誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達

神がいるかいないかなど考えるまでもない

さすがはベガパンク。説明もなんだか飛躍している。創造主が作り上げたというよりは必要とされて自然発生したのが悪魔の実という解釈が正しいでしょうか?

そう考えると腕力と自由の付与で様々な発想を体現出来るルフィの能力は数ある悪魔の実でも最上位クラスでしょう。神ってだけはある。

そしてあくまでも想像の範疇に収まるのが悪魔の実の能力。能力の規模や種類によってはチート級もありますが基本的には一定のパワーバランス下に留まっているでしょう。

それを超えるとなると古代兵器なんかになってくるのかな?

悪魔の実に関する研究

様々な分野に精通するベガパンク
悪魔の実に関しても突き詰めています。

1.物に悪魔の実を食べさせる技術
2.伝達条件の解明
3.人造悪魔の実

特に凄いのが複製。

完璧とまではいかないものの希少な幻獣種を色以外見事に再現しました。
多額の費用と血統因子を応用する事で可能な技術らしいですがこの分だと他の能力も複製出来そうですね。

シーザーの研究したSADの元に作成したSMILEも能力発現が確率なところを考えると表立った実用には程遠いです。それを考えるとベガパンクの凄さが際立ちますね。

そして最近再燃してる悪魔の実を物に食べさせる技術

ラッスー
ファンクフリード
スマイリー
ぶんぶく

登場したのはいずれも動物系です。
ワノ国終盤で判明した要素ですが【動物系の悪魔の実には意志が宿る】というのが関係しているのでしょう。
食べた物は生き物の様に言葉を理解して感情も持ち合わせています。

まだ登場していませんが解明したベガパンク本人も強力なペットを隠していそうですね。

悪魔の実は造れる(難易度)

悪魔の実が複製出来るのは作品でもお馴染みです。
先述の様なSMILEは論外としてもベガパンクによればかなりの種類が複製、再現可能の様です。

動物系

ゾオン系は基本的に製造が可能です。
カイドウのウオウオの実に代表する様に特殊とされる幻獣種についても費用と時間があれば再現可能。
3種の中で最もハードルが低いですが実際に確立出来るのはベガパンクぐらいでしょう。
ベガパンクを味方に出来ればカイドウよりも強固な百獣海賊団を組織出来てしまう。

超人系

パラミシアは実自体は複製出来ないというニュアンスです。しかしながら現能力者の血統因子を取り出す事で【グリーンブラット】という特殊な血液を生成しそれを投与する事で生身の人間でも能力を再現できます。尚、カナヅチなど本物を食べた際の特性も現れるかは判明していません。
新型パシフィスタであるセラフィムにはこの技術が応用されています。

自然系

ベガパンクを持って現状難しいとされたロギア。
能力が強力であり自然そのものに近い性質なので再現も難しいのでしょう。
これが可能ならばパワーバランスも崩れてしまいそうですがベガパンクなら何かの節に達成してしまいそう。

覚醒について

グリーンブラットによる超人系、人造の動物系いずれにおいても覚醒については未確認との事です。
ルフィのニカの能力の様に覚醒してこそ真価を発揮する能力は自然系に近いのかもしれません。

海に嫌われる

不自然な力を得る代償として自然の母【海】に嫌われるという罰

同じく自然の母とも言える【森】の能力を持つアラマキ(緑牛)とて例外ではないでしょう。

初期から能力者=カナヅチというのが鉄板。海賊にとってはこれ以上ないディスアドバンテージ。
この要素があるからこそパワーバランスも絶妙なラインを維持しています。

最近ではハート海賊団(ロー)と黒ひげ海賊団(ティーチ)の海戦が描かれましたがこれは稀な事。海賊とはいえど海上で戦うシーンはあまり多くはありません。どうしても距離があるのでカナヅチの要素も活きにくいですからね。

代わりに地上でも活きる要素として海楼石が挙げられます。
海と同じエネルギーを発するこの石を加工して武器等に仕込む事で戦闘中でも敵の能力を無効化。

牢屋の柵や手枷に仕込めば能力者でも拘束可能です。

またカナヅチとは言え海にどれ程浸かっているかで制限も変わってきます。言わずもがな全身浸水はほとんど力も入らず能力も使用不可。誰かの助け無しでは脱出不能です。
一方で一部浸水程度ですと能力使用も出来ます。

有名なシーンはホールケーキアイランド編での一コマ
ネツネツの実の能力者であるオーブンは海に手を突っ込みながら能力を使用していました(熱海地獄)。反響を呼びましたがこれは良い例。両手が浸かる程度だとほぼ地上同様に能力が使える様です。手を突っ込んでるわけではありませんがクザンの氷河時代(アイスエイジ)も同じ様な理屈かな。

オーブン ネツネツ

引用.ワンピース861話

以下、参照になりそうなSBS

えーまず、「能力者」達のお風呂問題から入りましょうか。 悪魔の実を食べた人達は、「海」に嫌われ、泳げない体になります。 「海」とは、川、プール、お風呂、水のたまっている場所全てをさします。 地球規模で考えると全て「海」なのです。 それらの場所に入ると能力者達は能力はもちろん体が思うように動かなくなります。 もがく事は多少できても、あまり意味はありません。 それが全身「海」につかった場合です。 体半分、手足だけ、となればまた症状は軽くなります。 また、雨など、流れ落ちる水に関しては全く影響ありません。 なので、半身浴やシャワーですませるのが普通です。 そしてクロコダイルの場合となると、「水」そのものが能力に対する弱点ですから、シャワーでも能力が奪われます。 とはいえ、シャワーを浴びる時、何も敵がいるわけじゃないので、能力がおさえられようが入っちゃうんじゃないでしょうか?

引用.ワンピース41巻SBSより

同時期に1つ

この世に多くの種類が存在する悪魔の実ですが前述のSBSの通り尾田先生によって
【同時期に同じ能力は2つと存在しない】
と定義されています。

例え意中の能力があったとして既に誰かが食べていた場合は実質的に入手は不可能となります。
それを考えると【運】の要素も大きいでしょうか?
ある意味能力者は出逢うべくしてその悪魔の実を入手しているとも言えます。

元々は悪魔の実自体も希少性の高いお宝。ましてや意中の物を入手するってなるとかなりの確率でしょう。

面白い例はサンジ
カナヅチのリスクを背負ってでも食べたいと願った夢の能力【スケスケの実】冒険の中で現能力者アブサロムと出逢い夢潰えました。(その後はレイドスーツで夢を叶えるという数奇な運命)

やはり能力を選べる者は稀です。
更に1人1つというルール上は欲しい能力があれば生身で冒険し続けなくてはいけません。いざ入手しても食べられなくては意味がありませんからね。
そういった意味ではロジャーやシャンクス、レイリーなんていった生身の猛者達は意中の能力があったけど手に入れられなかったなんて可能性もあります。
ニカの能力以上に強力な能力がまだ存在するのでしょうか?

転生

さて同時期に1つという設定ですが起点となるのが
【悪魔の実を食べる】【能力者が死ぬ】という点です。

誰かが対象の悪魔の実を食べる事によってその者は能力者となります。

そしてその能力者が絶命すれば対象の悪魔の実が復活するという仕組みです。

引用.ワンピース703話より

このメカニズムをわかりやすく紹介していたのがドレスローザ編の一幕です。マリンフォードにて戦死したエースのメラメラの実の能力がどこかに再生しておりドフラミンゴがコネを使って入手していた模様。ご存知の通りその後は義兄弟のサボ(革命軍)の元へと渡っています。

また【どこかで再生する】という点
こちらはある程度法則を掴めば意中の能力を再生出来そうです。
ヒントとなるのはパンクハザードの一コマ
スマイリー消滅の際にサラサラの実が近く果物に転移し悪魔の実が誕生している様にも見えます。

引用.ワンピース676話

作中でベガパンクと並んで悪魔の実の扱い精通しているのが意外にも黒ひげこと【ティーチ】
頂上戦争では白ひげからグラグラの実を奪い、その後も能力者狩りに奮起し有能な能力を集めています。今やクルー達も含めて最強の能力者集団になりつつありますね。

ティーチはこの転生のメカニズムを利用して効率良く集めていると思われます。当然現在の能力者を討たなくては成り立ちませんのでティーチ及び黒ひげ海賊団の戦闘力を持ってすればの所業です。

二個喰い

こちらも有名な制約ですが同じ人間が悪魔の実を2つ以上食べる事は出来ません。種類や個数関係なく1人1つがセオリーです。

ブルーノによれば
悪魔の実を2つ口にした者の事例としと【体が跡形もなく飛び散って死ぬ】というものが挙げられています。
事例って事は他にもあるのかもしれませんが無事では済まないというパターンでしょう。

そんな中で異例のパターンがティーチ
本来あり得ないはずの2個を体現しています。
マルコによれば体の構造が異形という理由が挙げられています。
ご存知夜も寝ずに過ごすティーチ。おそらくは全部で3つの悪魔の実を食べており最初に食べた【イヌイヌの実幻獣種モデルケルベロス】が追加で2個食いを可能にしていると推測されています。

ちなみにネタとして【死にたがりのカイドウはなぜ悪魔の実を2つ食べないのか?】なんてのが引き合いに出されています。