今回はワンピース最新情報。エッグヘッド編にて苦しめられた新型パシフィスタ【セラフィム】のハンコックモデルについて。
ロリコックとルフィ
ベガパンク救出作戦において大きな足枷となっていたのがセラフィム問題。こいつらをどうにかしないと脱出はままならなかった。前モデルから比べ格段にアップデートしています。海軍が七武海制度撤廃におけるハンコックの拿捕任務で乗り出したアマゾンリリーで初登場。最終章における政府・海軍サイドの大きな戦力となっています。
研究層のセラフィム |
S-スネイク |
S-ホーク |
S-ベア |
S-シャーク |
S-スネイクの脅威
特に厄介なのがS-スネイクことロリコック。回避不可の石化能力は本家さながらに猛威を奮っています。リリスはじめサテライトやウソップ、フランキーといった麦わらの一味も洗礼を受けました。
ティーチ
正直男ならお前の術にかからねぅなんて不可能だ
能力狩りに奔走していたティーチを持ってしてメロメロの実とハンコックの魅力を併せたチート攻撃への評価は高い。わざわざアマゾンリリーに乗り込んでくるあたりもこの能力を欲していた事がわかる。そしてハンコックが使うからこそ威力は増す。例え幼き姿でもその魅力、可愛らしさは変わらず。
ここまでなす術なくやられる者が続出する技も珍しい。
威権順位 |
五老星 |
ベガパンク |
威権チップ所有者 |
加えて事態を悪化させたシステムが【威権順位】の要素。五老星をトップとし問題は次点のベカパンク。ステラとサテライト6体、7名とも命令権は同位。完全に早い者勝ちです。基本的には脳を同期し7体が同じ方向性で動いていたベガパンクでしたがよもやの裏切りで大誤算。
一度、欲ヨークによって命令されてしまった以上は上書きはできません。他のセラフィムは壊すなり正攻法で攻略できる可能性もありますが石化させられてしまった者を救うにはセラフィムを操る他ありません。欲、サターン聖ら五老星にS-スネイクへ命令させるしか手立てがありませんでした。
最強のルフィ
しかしながら意外な突破口、切り口が‥本家ハンコックを苦しめた天敵。ナチュラルにロリコックのメロメロの実を破り得る麦わらのルフィ。研究層内にてロリコックが猛威を奮ってからは予想してた読者も多いのではないでしょうか?
やはりこのパターンしかあり得ませんよね。エッグヘッド編は途中の世界情勢を挟んで一時中断しました。再会後は場面が飛んでフランキーやウソップの石化も解除されていましたがルフィの功績の様です。
ルフィ
おいハンコック
おれの仲間なんだ頼むから解いてくれ
お前しか救えねぇんだよ頼む
S-スネイク
わかった
わかったからまっすぐにこっちを見るな
面白いことにロリコックを思いっきりハンコックだと間違えているルフィ。何を持って本人だと認識しているのか?これまでにも何度か同じ様な場面はありますが流石に背格好で気づく様な‥
あまりに真っ直ぐなルフィの言葉と目つきにロリコックもタジタジ。当然ながら抗う術はありません。仲間を元に戻せの命令がこんなにあっさりと通ってしまった?照れる様子はこれまでにもありましたがルフィに対しては本家さながらに過剰反応。命令権すら上書きしてしまう。
一体威権順位とはなんだったのか?‥まだこれが生きてくる場面もありそうですがひとまずロリコックに関してはルフィで制御出来そうです。
ロリコックを抑えただけでも大きなアドバンテージ。ルフィの近くにおけばアシストが望めるでしょう。
映像越しでもこの反応を見ると他の命令もままならないでしょう。
尾田先生による設定
以下は参照↓↓SBSの関連質問
本家ハンコックとルフィについて
一度は断罪されかけましたがアマゾンリリーにてハンコックを味方につけた事でその後のインペルダウン潜入へとルートが繋がったルフィ。
2年間の修行の際やマリンフォードでも世話になりっぱなしでした。美しさも去ることながら男子禁制の島を束ねる確かな実力者。最終章でも当然ルフィ達の冒険に絡んでくると思われましたがまさかハンコックモデルのセラフィムとは驚き。
Q. 1巻から読み返しても、ルフィの心理描写がほとんどないことに気づきました。それは何故でしょうか?
A.読者に対して常にストレートな男である為に「考えるくらいなら口に出す」または、「行動に移す」ということを徹底しております。
空島で唯一モンブラン・クリケットに対し、心で叫びかけるという表現方法をとりましたが、あれは声と同じ「叫び」なので、OKという事にしました。
この先もルフィは考える前に動きますよ!!
Q. 53巻518話で、ルフィはボア・ハンコックの「メロメロ甘風」に、まったく反応してませんが、23巻の213話では、ナミの「幸せパンチ」に反応してるように見えます。
なぜ、蛇姫様の裸には反応せず、ナミの裸には反応するのでしょうか?
A.これは、描いてる時から気づいていたんだけど、とはいえ、ハンコックの裸を見てブーッと鼻血を噴いたら、みんな「えー!?」って言ったと思うんですよね。
それは僕らのルフィじゃないよ。
ナミの裸に反応するルフィ。18巻と23巻、2度あると思うんですが、常にその時一緒にいるのは、ウソップなんです!奴が怪しい!
つまり、ルフィ1人でいる時は、ハンコックへの反応が正しい。
興味はあると思うけど、惑わされるものではない。
しかし、同い年のウソップが横にいる事で、ルフィには修学旅行の悪ノリが芽生えるのです!!
うん、どっちのルフィも描いてて違和感はなかったので、犯人はウソップです!!
絶対的に本能に訴えかけるメロメロ甘風ですら魅力を感じる事すら無いルフィにとっては恐るに足らず。ハンコックの唯一の天敵とも言えるかもしれません。メロメロが効かないという事が惚れるきっかけにもなっているのでしょうね。
クローンと血統因子
本家ハンコックとコピーであるS-スネイクが同じ行動を辿る?ここまで性格反映されるものなのか?本来ならばあり得ないはずの事例に思えますが本体のハンコックから血統因子を採取してセラフィムへと応用していることを考えれば遺伝子学的には自然なのでしょうか?
現在判明しているところでクローン技術、グリーンブラッドによる能力再現などの科学がセラフィムに組み込まれています。
それらの基になっているのがベガパンクが発見した『血統因子』の技術。これを応用し作中のとんでもない遺伝子技術が生み出されています。
超人系の悪魔の実は能力者本人の血統因子が採取出来れば再現が出来てしまう。(動物系は血統因子すら無くとも人造悪魔の実が複製可能)
ベガパンク
超人系パラミシアは血統因子が手に入ればそこから特殊な血液を生成し投与する事で能力を得られる事がわかった
それが彼らの腕に通した血液グリーンブラッドじゃ
同時期に2つの実は存在しない筈が強力な超人系悪魔の実を作れてしまう技術(人間への投与については描かれていないが可能かと思われます)エッグヘッド編では4体それぞれにグリーンブラッドの投与が見られます。
その他にもモデルの特性(ミホーク の剣術など)が血統因子にて反映されています。ビジュアルなども含めて高いレベルの再現度ですね。
ところが生みの親であるベカパンクにとっても想定外の成果。それ以外のモデル特性が見られる様になりました。現段階ではこれがプラスかマイナスかは判断できかねますが面白い要素。
研究層に閉じ込められているこの場面でもメモメモするほど興味津々。
ベガパンク
クローン製造における血統因子で伝達する情報とは‥興味深い
ジンベエ
わはは
性格最悪の本物のハンコックもルフィだけは弱い
本体とも面識あるジンベエはこの結果を見て大笑いでした。確かに他人から見ればハンコックの性格は最悪‥笑 しかしながらこれが脱出作戦のキーとなりそうなんじゃないかな?
性格まで反映されるってことは今エッグヘッドにいるセラフィム達は全員ルフィの味方になる説あるぞ。ミホークは結局ゾロ育ててルフィのことも気に入ってるし、くまは父親ドラゴンの組織の人だし、ジンベエはルフィ気に入って仲間になってるし