ワンピースネタバレ考察 治った!!【青玉鱗】ボニーを蝕んだ難病とベガパンクのiPS細胞技術

ワンピースネタバレ考察 ボニーを襲った治療困難な奇病【青玉鱗 せいぎょくりん】寿命を超えたトリック

今回はワンピース最新情報。ジニーとボニーを蝕んだ奇病難病、青玉鱗せいぎょくりんについて。

青玉(せいぎょく)といえばブルーサファイアの宝石を思い浮かべる人も多いはず。
過酷な環境でこそ自然発生する宝石に準える様にこの病気は様々な自然光を浴びる事で進化。
皮膚が石の様に硬化し、全身へと広がっていく。
宝石の鱗(うろこ)と言えば聞こえは良いのですが事実上の皮膚壊死。
そして治療の手立ては解明されておらず、自然光を防いだ生活を送ってもやがて病魔は進行していき死に至る。

◉更新→病気の発症原因判明

過去編から回帰した後のサターン聖の発言より、青玉鱗がジニーに発症した原因が明らかになった。
先天的なものでは無く、サターン聖が行った【人体実験】が起因となっていた。

高確率で発症するという認識の元、奴隷扱いのジニーに投薬を行なっていた模様。
母子感染については予想外だったみたいですが、これでまた胸糞悪いエピソードが増えた。

ちなみにこの投薬の他に産まれたばかりのボニーにも【悪魔の実のエキス】を注入していた。

◉更新→『完治』

こちらは最新情報です。

既にボニーが12歳であると判明していたので病死したという可能性は無く、どうやって難病を克服したかが論点でした。
まず今回の青玉鱗治療にあたっては『トシトシの実』は全く持って関係ありません。
年齢を自在に操れる能力と10歳という寿命が目立っていましたがここら辺は尾田先生のミスリードでしょうか。

では答え合わせ。
結論から言うとボニーの青玉鱗を治したのは天才科学者Dr.ベガパンクです。

当然ながら難病というのは変わらず、世間一般には治療方法が無いと認識されていますがベガパンクに言わせれば【治る病気】

ベガパンク

青玉鱗か‥
よくここまでの拡大で留めたな
治る

割とすんなり【治る】という言葉が出てきました。くまが何よりも聞きたかった言葉です。また、病気が発症してからの対処も上出来でした。光を閉ざし最小限に患部拡大を止めた事で完治の可能性が出来たと言えます。あまりにも進行していたとしたらベガパンクを持ってしても治療不可だったかもしれない‥

こうなるとやはり惜しまれるのはジニー‥
天竜人から解放された時点でベガパンクとコンタクトが取れる境遇にあればもしかしたら‥

とはいえこの治療法も割と最近確立したものと思われます。

ベガパンク

現場にはまだ降ろしておらん医療の技術を使う
正確には新しい幹細胞を作り移植する
結果、改造人間(サイボーグ)を作る様な手間と費用がかかるが‥

血統因子とは少し違う技術でしょうか?
これまでにも医療大国のドラム王国やローのオペオペの実など医療分野に長けた医者が出てきましたがベガパンクはまた異質の様です。

トシトシの実の能力による細胞変化で延命している説
くまのニキュニキュの実で青玉鱗に侵された細胞を取り出している説

実際に宣告された寿命を超えて生きているので難病克服のトリックは様々議論されましたがストレートにベガパンクの医学医術の賜物の様です。

現代の医学・科学で言うところのiPS細胞(人工多能性幹細胞)と似ているでしょうか?尾田先生がこちらをモチーフにしている可能性は十分にあります。

ここまでくると費用さえ目を瞑れば大抵の事を成し遂げてしまいそう。頭が肥大している頃の描写でしたがこの頃からすでに科学班の中でも地位を確立していた事でしょう。
これだけの知識と技術を見れば難病や奇病もベガパンクにかかれば治してしまいそう。是非ともチョッパーには何かを得るきっかけとなって欲しいところです。

ボニー 手術

そしてエピソードの開幕後に『幼き頃エッグヘッドに来た事があり、ベガパンクと会った事がある』と語っていましたがこれで一つ回収となりました。ボニーにとってはまさに命の恩人的な存在。一時は勘違いから殺意を向けるまでに発展しましたが丸く収まって欲しいところです。

ちなみに治療期間は

手術に半年
安静期間1年

ベガパンクの治療開始から完治までに1年半を要しました。目元の青い石も完全に消えておりこれがサインでもあります。

ボニー 病気

9歳6ヶ月、10歳の誕生日を待たずしてボニーは難病を克服しました。

青玉鱗

珀鉛病、樹熱などこれまで作中では様々な病気が登場しました。実際の難病、疫病なんかをモデルにしていたり過去編ではある意味お馴染みとなっています。
全体通しても病死しているキャラは多いかと思います。

難病・奇病
壊血病(かいけつびょう)ヨサク
潜水病(せんすいびょう)クリケット
ケスチア熱ナミ
樹熱(きねつ)ジャヤ村民
珀鉛病(はくえんびょう)フレバンス
恋煩いハンコック(ネタ枠)
~いけない病ウソップ(ネタ枠)

今回ジニー、ボニーを蝕んだ病気が

難病.青玉鱗【せいぎょくりん】

鱗(うろこ)というだけあって皮膚に悪影響を与える病気です。

医師の見解

近年ごくまれに聞く病気で
日光、月光、全ての自然の光で石は広がる
完璧に防いでも時間による進行は止められない

病気として認知はされていますが発症例も少なく、俗に言う【何百万に1人】レベルの珍しい病かと推測されます。

事実、治療法が確立されておらずボニーの初期診断にあたった医者は症例すら理解しておりませんでした。

特徴として自然光を浴びる事で皮膚が青く変色し石の様に固まるというもの。
一部ならまだしも全身に広がれば皮膚は壊死し、当然命も危険に晒されます。

ジニーは娘のボニーをソルベ王国へと届ける為に自然光を顧みず航海へ出ました。結果、顔に身体にと全身に【青い石】が広がりこれが原因で死に至っています。

更に無惨なのが母子感染する事。
ジニーの発症が先天的(産まれつき)なのかは分かりませんが幼くして青玉鱗を発症しており余命宣告を受けました。

ジニーが紡いだ命が10歳まで生きられないなど酷な話。この世界の医学ではこれが限界なのでしょう。

光に反応するという基本原理に対処すべく肌を露出しない様に生活しようとも時間経過で症状は広がり僅かばかりの延命にしかなりません。

世界に勢力を拡大し情報源と人脈を持つ革命軍でも治す術を見つけれぬとなると一般的には事実上の死刑宣告と変わりません。

思い返してみるとなんだか鉱物に纏わる要素が多く登場している

海楼石
酒鉄鉱
白鉛病
サファイアの鱗
エメラルドの都
黄金郷シャンドラ(黄金の鐘)
黄金があったとされるワノ国

ドレスローザでトンタッタ族は地下深くで酷使されて国民たちは宝石みたいなのを付けてたしなんかの複製だろうか?

コメント
青玉鱗って鱗→つまり竜→天竜人
天竜人独自の奇病だと思う
名前も天「竜人」だし 元々はそういう鱗がある種族だったんだろう。世界政府側にはもしかすとこれを治療する術もあったのかもしれない。ただ奴隷のジニーには助ける価値も無かった

コメント
現在では病気自体は治ってるはずだし、くまに「宝石」と言われた青い石の代わりにアクセサリーつけてるんじゃない?サファイアの鱗って妙だな太陽光と月光ってところに強く伏線を感じる。これ絶対宇宙由来の病気だろ

ラッキー

幸運と結びつけるのも酷ですが天竜人の妻としてマリージョアで奴隷生活を余儀なくされたジニーにとってはこの病気がきっかけで解放される事となりました。

強がりも含みますが本人も【ラッキーだった】と語っています。もしかすると娘ボニーも奴隷になっていたかもしれない事を考えればソルベ王国へ紡げただけでもまだマシか‥

シャボンディ諸島でのチャルロス聖のこの暴挙を見れば今回の件も納得。この時すでに夫人と称した奴隷が13人ナンバリングされている。婚約者を目の前で撃ち抜く鬼畜ぶり。(この時はなんとかルフィのパンチで溜飲は下がった)

とっかえ引っ換えで筆舌し難い‥解放されたから幸せとも言えない様な境遇。飽きたからという理由で解放されれば幸せなのか。

病気が無ければ2年間なんかでは済まなかった。

感染

強制的に天竜人の妻となり身籠ってしまう。
特に今回の回想編は重い内容となっています。これまでの作風を考えても驚いた読者は多い筈。
それこそ受け入れ難いストーリーなんて声も。

考えたくもないがこんなにも胸糞なストーリーだからこそ感染経路が天竜人なんて最悪の事態も考えられる。
ジニーの夫(天竜人)が言及されていない事から十分にあり得るのかと‥

それこそ、くまやソルベ王国の老人達を見ているとウイルスの様な感染経路はあり得ない。普通に接しているのだから疫病の様な広がり方はしないでしょう。

過激な表現になってしまうので詳細な説明は控えますが元を辿った時に【天竜人】起因なんてパターンは辛い。

珀鉛病との比較

ボニーの症例を見た医者は【珀鉛病でもないしね‥】と引き合いに出していました。こちらはドレスローザ編に挟まれたローの過去回想編での話。

両親と妹を亡くし、恩人コラソンを亡くしたローの幼少期も大概ですね‥

珀鉛病(はくえんびょう)

珀鉛に含まれる毒が原因で発症する病気。発症すれば完治は不可能。やがては全身を蝕み死に至る。

一人の若者に鉛が溜まり続けたとして、その人に子供ができた時、子供の寿命は短くなっており、その子供が大人になり子供ができた時、さらに寿命の短い子が生まれるという。やがては大人になる前に死ぬ世代が生まれるという。倍々方式で症状が酷くなる点はこの病魔の恐ろしさを物語っています。

公害病の一面も備えており、かつてフレバンスで盛んだった産業が原因というのも罪深い。このリスクを公表しなかった点も恐ろしい。

実際には疫病の様な感染力は無いが真実を知らぬ者が多く曲がった噂が広がり風評被害に近い扱いを受けた者もいたでしょう。

病状やその背景にあるストーリーは青玉鱗に迫るか?
どちらも完治不可とされて身内が蝕まれていく恐怖は似ています。
珀鉛病はあくまで中毒症状の一種。フレバンスという狭いカテゴリーで蔓延したものです。

対して青玉鱗はそもそもの原因が不明。感染の恐れこそ無いが警戒しようがない。

治療の鍵はトシトシの実とニキュニキュの実

本来ならばボニーは陽の光を浴びる事は出来ない筈。たちまち身体は蝕まれて母の様に全身へ発症してしまう。
それでもシャボンディ諸島の登場よりその様な素振りは見せていない。
むしろ父を案じて奔走するのばボニーの方にも思えます。

如何にして病魔を克服したのか?

医学的観点‥ベカパンク含む世界政府お抱えの科学力と医学力で交換条件のもとボニーを治療した

悪魔の実‥オペオペの実、トシトシの実

ざっくりとではありますが考えられるのは2パターン。これだけの背景がありながら世界政府に手を貸していたくまの事を考えればボニーが取引の条件に含まれていた可能性は高い。

治療に関しては革命軍が手を尽くしても病状を突き止めるのがやっと。ならば世界一の組織力を頼らざるを得ない。どんなに意に反していようが情けなかろうがジニーの忘形見の為ならば‥

ボニー 青鱗

今のボニーは右下にあった筈の病気の跡、青い石が無くなりアクセサリーが付けられている。跡を隠す為のものだが全身にそれらしき箇所が他に無い。割と早期に克服している可能性も高いです。

ニキュニキュの実

記憶に痛み、疲労なんかも取り出せるくまのニキュニキュの実の能力。
詰まるところボニーの病原体や細胞も取り出す事はできるんでは?

ただネックとなるのは抽出した後の青玉鱗
誰かが引き受けなければ本人の元に返ってしまう。くまが引き受ければ良いだけの話だが全てを消化する前に自身が死んでしまってはも意味がない。

そこで件のサイボーグ化が肝になるのではないでしょうか?
元々機械的な肌であれば病状で皮膚硬化することもないし、したところでさして影響は無い。

自ら望んでサイボーグとなったというのも納得できてしまう。