【1100話】ワンピースネタバレ 大台達成!!物語は再び現代エッグヘッドへ爽快ニカの逆襲
今回はワンピース最新情報、記念すべき大台1100話達成回について。
今週も休載なし12月4日(月)発売、新年1号で1100話掲載となります。
巻末煽り
海賊戦記
海賊、麦わらのルフィ
偉大なる航路にて
海賊王への道を進まんとす
くまとボニーの過去判明!!ボニーの様子は?
1100話超速報
記念すべき回でまたもや面白い情報が入ってきた。
超速報
・サターン聖によって七武海入りとサイボーグ化が打診される。くまは見返りとしてボニーの保身を要望
・手術には時間がかかり、黄猿の監視下でエッグヘッドで施さ
・他の七武海メンバーも登場
・父から娘へ宛てたメッセージ
・くまがフーシャ村へ
これまで愛情を降り注いできた娘ボニーとの別れ。くまが改造手術に踏み出したのにはやはり理由があった。回想編はまだ終わらずエッグヘッド現代回帰は1011話以降に持ち越し
目次
◉◉速報 ワンピース1100話 ありがとう ボニー ◉◉
ベガパンクとの会合で一気に好転するかに見えたボニーの青玉鱗治療
しかしながらこれを盗聴していたサターン聖の陰謀で再びくまの人生は転落の一途を辿る
途中までは大方の予想通りな展開でしたが最後ではサプライズ。これには度肝を抜かれる読者も多いのでは?
新年1号、記念大台1100話
タイトル ありがとうボニー
ジニーから託された愛娘へ向けたくまの最後のメッセージ。エースはじめ懐かしい大物キャラも参戦。区切り回とはいえ豪華絢爛。
エースが出るだけで良回に思えるから不思議ですよね。
エースはトレジャーマークとかあんまり興味なさそうだし、ジョンの身ぐるみは剥がずにそのままにしておいたら、モリアがそれごと死体を回収していったとか?
海兵とかいう社畜になるくらいなら夢がある海賊目指すだろ
ベガパンクとサターン聖
今週のスタートは海軍科学班第8研究所より
かつての未来島を訪れたのは海軍大将黄猿ことボルサリーノ
事故の後引っ越してきたばかりのベガパンクは研究施設の全てを把握しておらず黒電伝虫による盗聴も知らなかった様子。
それを伝えて黄猿が仲介する形でベガパンクとサターンが通信にて接触
本来ならば政府管轄外で海賊と違法取引という行為は厳罰もの。
(黄猿が率いる船団にはドレークの若かりし姿も描かれていました。)
サターン聖
バーソロミュー・くまはクローン兵の素体として優れていても
懸賞金2億9600万の名の知れた海賊
そんな男のクローン兵を保有する事は海軍として面目が立たん
しかし敢えてサターン聖はこれを許可し追加で条件を呑ませた
エースに倒された七武海に代わって七武海を務める事
改造手術を受けてサイボーグ・人間兵器となること
手術後は一切の自我と思考を消す事
サターン
この3つが犯罪者の命を救う条件だ
これが約束出来なければ巨大な費用をかけて
どごぞの小娘一人助ける義理はない
これに反論するベガパンク(回想突入前の一幕)しかしながら聞き入れてもらうことはできませんでした。
ベガパンク
しかしそれではくまは‥
ボニーがサターン聖に向けて刀を刺すシーンでは声の主ははっきり描かれていませんでしたがここでしっかりと回収されました。
冒頭から驚いたのはやはり【エースの七武海討伐】本人も勧誘を断った過去がありどんな経緯で揉めたのか気になるところ。全くの新キャラなのですかね?
くまとサターン聖
本来ならば政府のイヌとなる【王下七武海】はくまが嫌う存在。自らすすんでその座に就くとは到底思えません。
それでも断れなかった理由‥まんまと世界政府サターン聖に嵌められてしまった。
くま
ベガパンクそうしてくれないか
おれはてっきり無理難題でボニーの命を救えなくなるんじゃないかと気が気じゃなかった
ありがとう
ボニーの病気が治るならおれはどんな運命でも受け入れる
しかしボニーの病気が治ると喜ぶくま。涙ながらに見せた表情はとても人格破壊のサイボーグ手術を突きつけられているとは感じさせないものでした。
例え政府との契約であってもようやく見つけたボニー治療の道筋に満面の笑み。
ちなみにボニーの手術と治療にかかる期間は半年(6ヶ月)
更に日の光の元に出るには1年の安静期間が必要
くまの手術は2年間
ボニー完治後にくまが逃げ出さぬ様に政府はボニーの身柄をおさえる。要は人質のようなもの。
その間くまとボニーの面会は許されず、くまが完全にサイボーグ化すればボニーを解放するという旨が条件として追加される
そしてくまからも追加で提案。
くま
絶対に会わない
だが一つ頼みがある
ボニーには本人の病気の事も人質であることも何も知られたくない
娘に真相を知らせぬ為にソルベ王国へと退避させる手筈となった。サターンとしては加盟国であれば監視できると考えて承諾。
改造手術
既に情報が出ている通り段階的に改造手術が進んでいく。
完全に人格を失うまでに猶予がある為にくまがどの様な準備をしたかが重要。
執刀医は当然ベガパンク、そして管轄は海軍大将黄猿が担う。
意外にも治療の6ヶ月は穏やかに過ごす一同
くま、ベガパンク、戦桃丸、ボニー
時折黄猿を加えて和やかな雰囲気も見れた。みんなで大きなピザを囲んでのパーティ。くまお得意のニカ踊りも飛び出しとても楽しそう。
特にここまで黄猿が馴染んでいるとは驚き。現在窮地にあるボニーとくまだが黄猿が絡んでくる可能性も十分にある。なんだかんだエッグヘッドで1番好感度を上げたのは彼ではないだろうか?
ベガパンク、戦桃丸をぶっ飛ばさないといけない仕事とか嫌すぎるわ
くまと、ボニーの事情も知ってるだろうし
想像以上に、今回の黄猿の任務キツすぎる
多分終わってみると藤虎が1番薄い
昔くまから聞かされたニカの話を思い出してたっぽいな
そして治療を終えたボニーはソルベ王国へと届けられ再びコニーが面倒を見る事に。コニーは元ではなく正式な王太后へと返り咲いていました。(思いっきりババー呼びのボニーがこれまた面白い)
政府から医療チームも派遣されたがあくまで監視下におくためのもの。世界政府サイドのエージェントCP8がこれらを管轄していた。どことなくカリファに似たアルファという女諜報部員がボニーを監視、くまに念を入れて脅していました。見た目の若さからするとカリファの姉と言ったところでしょうか?母にしては少し‥
そしてくまからボニーへの別れの言葉
私はもう海賊だからこの国に迷惑がかかるおそらく一年以上は帰れないと思う
手紙をたくさん書くよ
今度会う時は海の上で一緒に水平線を見よう
ありがとうボニー生まれてきてくれて
真意を知らぬボニーはこれが最後になるとは知らず。くまとしては自我を持って娘と話せる最後の機会となってしまった。
撃たれそうなボニーを黄猿がビームで救いそうな気がする。
七武海加入
ボニーと別れ七武海入りしたくま
ナレーション
指令に対して従順すぎる
バーソロミュー・くまの王下七武海加入は
世界中の海賊達を震え上がらせてゆく
父から娘へ
現代のエッグヘッドにて抽出保存してある記憶に触るまで、くまの手術に関する途中からの経緯を娘のボニーは知らなかった。
娘がショックを受ける様な事項をくまが気遣って隠していたのだから無理もない。
それでも父として娘と別れるには辛すぎる。
そんな中でくまからボニーへと宛てられた手紙はやはり愛で溢れていた。
前回の振り返りと1100話ネタバレ考察
反響の大きかったボニー誕生の経緯。そこから休載を挟んでいろいろと危ぶまれた前回1099話。最近の過去編の中では比較的に穏やかな内容でしたが大台に向けて重要となる1話になりました。今回はしっかりと完成形での掲載となりました。画も普通に綺麗。
タイトル 平和主義者
思い浮かぶのはパシフィスタ。海軍が誇る人間兵器でマリンフォードを皮切りに作品で猛威を奮っていました。
とても平和とは程遠いイメージですが開発秘話を見れば納得。
くまとベガパンクの優しい表情がそれを物語っていました。
そして天才科学者とボニーも遭遇。これにて難病克服の手立てが見つかりました。
またこれまで不可解であったくまの情報についても幾つか真偽が判明した。ジンベエが語っていた情報はあくまで世間一般に広まっていた事。これにはベコリ王、そしてその後ろ盾に世界政府がいる。
嘘→ソルベ王国の悪の国王とされてきた(暴君の由来) |
事実→実際にはベコリ王が海外から流したデマ、濡れ衣をくまに着せる事で名を汚そうとした |
嘘→国王に国を追われて海賊となった |
事実→事実には国外追放したベコリを討つ為に飛び出した。海軍も手にかけ犯罪者のレッテルをはられた為にソルベ王国へは戻らなかった。 |
政府としては天上金を納めるだけの財力をソルベ王国に期待している。その一環として足手纏いの老人達や稼ぐ能力の無い者達を消しにかかった。ベコリ王に悪知恵を吹き込み、くまを討つ為に海軍でフォローもしていた。
ここら辺は読者の予想通りでしょうか?
とにかくしつこかったベコリ王ですが海上でくまにやられたとはいえまだ絡んでくる可能性もあるかな。
↓次号で回収しそうな部分はこちら。海軍に捕まった後に七武海として釈放された形。どのような経緯と相違点があるのか注目です。ひとまず七武海として活動していたのは確実。
1100話での回収ルート |
海軍に捕まり罪状は終身刑 |
身体改造とクローン開発を条件に王下七武海として海に戻った |
イワンコフ等による前情報によればくまは政府嫌い。これまでのエピソードを見てもそれは確実。
そしてこの時点でもくまは相当な強さかと思います。やすやすと海軍に捕まってしまうはずもありません。
政府の犬という立場に成り下がったのにはやはりボニーという弱みが関わっているのでしょうか?
くま
・どの道断るつもりはない
・お前があくまでも構わなかった
これは治療にあたってのベガパンクとの交渉中に垣間見れたくまの姿勢。ボニーの病気を治す為であればポリシーに反しようが、多少の犠牲があろうが関係ないといった様子。ましてや自身が我慢する事で助かるのであれば容易い。
例え大嫌いな政府であろうが条件を呑んでしまってもおかしくはない。
もはや称号?【暴君】
元はと言えばベコリ王に押し付けられた言われの無い罪と悪名
ベコリ
私からソルベ王国を奪い悪政の限りを尽くす【暴君】だ
しかしながらスイッチの入ったくまは皮肉にも【暴君】の異名がピッタリだった。
牧師の肩書きが嵌る優しい心の持ち主。自身が虐げられてきたからこそ弱者の痛みを知る。
そんなくまがキレるのは決まって他人の為。おおよそ人とは思えない所業のベコリに対しては鬼気迫る表情でぶつかり叩きのめした。決してトドメは刺さずに生かしておくあたりには優しさが伺えますが結局最後はしっかりと海上でカタをつけました。
特に際立っているのが眼鏡周り。普段は優しい目つきだからこそ目が描かれていないくまは余計に怖く感じる。
正直、過去編が始まるまでは眼鏡なのかロボットの様な目に寄せて描いているのか判別出来なかったと思います。幼少期は裸眼、ドラゴンと出会う時もかけてはいませんでした。読み直してもはっきりタイミングがわかりませんがジニー誘拐前後が濃厚です。
トゥミの反乱へ援軍に向かうくまの目元にはハッキリと眼鏡が描かれています。
ゴッドバレーのジニーも奴隷ながらに眼鏡をかけていて不自然でしたが何か関係あるのでしょうか?
ジニーが誘拐された時のぶつけようのない怒りに駆られて暴れていた時とはまた違った気迫。現代のボロボロのくまを知ってるからこそ少し悲しくもあります。
本来であればニキュニキュの実の能力を人を傷つける為に使うのは不本意なのでしょうが成長する中で武力行使が当たり前に。その発端はくまにそこまでさせたベコリ王だと言えるでしょう。
ボニー
大丈夫かな‥
お父さんビビリなのに‥
狂乱の王に挑むというのもボニーからすれば信じられない様な話。最大限の愛情を注ぎ、愛情故にどこかボニーに対しては遠慮してしまう一幕もあったくま。幼少期より世界の闇を知っていたからこそボニーの前では自身の狂気を感じさせない振る舞いを務めていたのでしょう。優しい笑顔の裏にある怒りだからこそ表情が際立っています。
登場初期から作品で謳っていた【暴君】が回想編の前半ではイマイチピンと来ませんでしたが由来が知れて読者としてもスッキリでしょうか。登場時はここまで引っ張られる様な重要キャラになるとは想像出来ませんでした。
青玉鱗克服に向けて
やはりベガパンクとくま親子を引き合わせたのはドラゴンの様。
海賊となったくまと久しぶりに再会したドラゴンが紹介する様な形で親子はエッグヘッドを訪れます。
当時は海軍科学班の第8研究所という扱い。雪がチラつき気候は今と変わらないでしょうか?
ドラゴン
ボニーの事でちょうど話がしたかった
海軍の科学者Dr.ベガパンクを知ってるよな
先日の事故で奴の研究所が移る様だ
普段はとても会える様な男じゃないが
今明らかに警備が手薄だ
藁にも縋る思いで辿り着いた親子。ここまであらゆる手を尽くしても希望が見えず諦めかけていましたがやはりベガパンクは一味違いました。
科学はもちろんのこと医療分野もここまで長けているとは‥
ベガパンクとくまの契約
互いの印象は【こんな人間がいるのか】
決して好印象とは言えないものでした。普通の人間とは思えない様な体躯のくま。尋常じゃないほど肥大した頭のベガパンク。互いに驚くのも無理はない。
しかしもともとがドラゴンの仲介という事もあり徐々に通じていく2人。
娘ボニーの病気治療の為であればどんな犠牲も厭わないというくま。
くまの身体に(科学的な観点で)興味深々なベガパンク
そして2人の間に協定が結ばれます。
ベガパンクはボニーの青玉鱗を治し、治療にかかる莫大な費用を一切貰わない事
くまは血液の提供と、自身の複製人間クローンを作る事に対しての許可
しかしこれだけ見ると到底【人格を失う改造手術】はイメージ出来ない。
ボニーを治療する事を条件に呑んだのはあくまで【くまのクローン兵】製造への協力。
くま自身が改造人間になる旨は語られていません。
また同話内でボニーの治療費について【改造人間を造る様な手間と費用がかかる】と表現しています。この時期で技術的にはくまを改造人間にする事は可能だったと取れます。
どこかでボタンを掛け違って今の悲惨な現状となるのか?
本来ならばパシフィスタ作成までで留まる協定だったように思えます。
レーザーも匂わせていますがこれはクローンに搭載する旨の会話でしょう。
ベガパンクの掲げる正義とヒーロー
とにかく探究心の強いベガパンク。興味深いデータがあれば即座に記録して研究せずにはいられない。
ある意味狂人とも言える天才科学者ではありますが発明品の根底にはどこか優しさが感じられ、自身の夢を実現する様なものがほとんどです。
海軍の戦力として海賊達と渡り合った平和主義者【パシフィスタ】も一見すると無慈悲な破壊をする人間兵器も開発秘話を見るとどうやらベガパンクの優しさが垣間見れました。
海賊という悪から市民という弱者を守る為の兵器。
自身に戦闘力が皆無だからこそより弱者の立場に立って開発に至ったのでしょう。
この思い全てが汲み取られているとは言えませんがそれでもここまで海賊達相手に効果を発揮しているパシフィスタ。
ベガパンク
人間からレーザービームが飛び出したら
海賊共は声を失うぞ
圧倒的な科学力で非道な輩達をねじ伏せる
頑丈な身体は盾の様に銃弾を弾き
弱き市民達を救うヒーローになるはずじゃ
相変わらず自身の展望を語るベガパンクはとても楽しそう。ワクワクした表情はどこか子供らしさも漂わせています。
ここら辺はどこかルフィとも似ているでしょうか。
ニカの能力で想像を体現するルフィ、発想や発明を科学力で実現するベガパンク
この2人の融合が見れればエッグヘッドの逆境も難なく跳ね返せるのではないでしょうか
くま
もしいつかおれに似たクローン兵が誰かの人生を救ったらおれが生まれた意味はあるのかもな
バッカニア族という呪われた血筋、産まれる事生きる事を罪とされ世界政府から忌み嫌われ迫害された人生を送ってきた。両親と恋仲のジニーを奪われ常にその闇が迫っている。それでも誰かの役に立ちたい、救いたいと模索してきたくま。
ボニー治療に加えて他の人も救えるならば願ったり叶ったり
天才科学者Dr.ベガパンクとくま
本来ならばこのベガパンクの夢を実現する改造手術は世の為人の為にと行われる程であった。
パシフィスタの由来
ベガパンク.聖人じゃなお前は
くま.聖人?おれはただの気弱な平和主義者【パシフィスタ】だ
ベガパンク.ぺぺぺぺ 気に入った 未来の戦士達をそう呼ぼう
こんなに優しそうな満面の笑みを見せる2人から現在の人格破壊に至るとは考えられない。娘の病気を治す為なら悪魔との契約も厭わないくま。そんなくまを聖人と表現したベガパンクだが、くまは平和主義者【パシフィスタ】と返した。
カイドウやドフラミンゴが手がけた禁断の果実SMILEも命名の由来を聞くと胸糞悪いものでしたがパシフィスタは現状から逆算すると皮肉にも感じてしまう。
補足として、くまとベガパンクを繋げたドラゴンの【ベガパンクに対する評価】は
【妙な男だが欲求に正直で信頼できる】
サターン聖 盗聴
ほっこりする様なベガパンクとくまの一幕
世の為人の為になる未来の戦士【平和主義者】の発明経緯
しかしこれを黒電伝虫で盗聴していたのが聖地マリージョアのサターン聖でした。やはりくまの人生にはコイツが立ちはだかる。
2人の会話をぬるく感じたのか?サターン聖が求めるのはあくまで兵器。
海賊達を駆逐し人々を平伏させる為の絶対的な兵力。おおよそ2人の思いなど汲む気も無い。
最高峰の権力者からすれば欲しいのは盤石な基盤。不安因子を撲滅出来る力が手に入れば下々の人達の平和など二の次である。
サターン聖
クローン兵とは兵器
兵器とは人を何人殺せるかがその価値
チャンスを活かせん男だなベガパンク
‥‥私に考えがある
もともと数奇な運命の渦にいる【バーソロミュー・くま】ここまでも十分に苦難を体験してきたわけですが、やはり歯車が狂ったのはこの改造手術から。
そして裏で糸を引いていたのがサターン聖でした。
状況として大きな点は【弱み】となりえる愛娘ボニーの病気の事を知られてしまった事。ここまではソルベ王国の教会やブルドッグ王の元に匿っていた為に外界に存在が知れる機会も少なかった筈です。よりにもよってサターン聖に知られてしまうとは‥
治療はもとよりその身柄を奪われでもしたらくまは言いなりにならざる得ない。
そして盗聴を仕掛けられるあたりはベガパンクも完全な信頼を得ていないと見えます。この前に一度平和賞の受賞で謁見しているはずですが技術と知識は申し分無くとも怪しい男なのでしょう。
シーザー
バカめ、それは必要な犠牲というものだ
全部吹き飛ばせば世界は平和だよ
今の元帥センゴクは考えが甘いが‥大将赤犬ならおれの兵器を欲しがるはずだ
ここは軍の研究施設だぞ
海軍がいかに多くの海賊どもを殺せるかそういう兵器を求められているんだ
少し歪んでいたシーザーの研究も意外と世界政府【五老星】にはハマったんじゃないかな?兵器特化を考えればベガパンクとも割と良い勝負が出来そう。結局は失脚してしまいましたがシーザーこそ科学班には適任だったはず。
トシトシの実とボニー
運命に導かれるようにニキュニキュの実と出会ったくま。
それと同じようにボニーもまた奇妙な悪魔の実を食す。
能力名と効果については意外にも判明したのはつい最近のことでした。
コミックス最新巻に寄せられた質問。以下はSBSより引用
Q.ボニーの悪魔の実の名前は何ですか?似た様な質問いっぱいだど思うんですけど教えてください!!
A. はい。いっぱい来てた事で、まだ言ってなかったと気づきました。『トシトシの実』年齢自在人間です。SBS読んでない人の為にも本編でも言わなきゃですね。
実は言及していない事を質問で気付いた?
そして前回1099話で回収。村の老人がボニーの異変を見て悪魔の実図鑑で実例を調べていました。
老人
これかのぅ
トシトシの実!?
一体どこで
周りはおろかボニー自身も悪魔の実を食べた自覚は無し。何故ソルベ王国にトシトシの実があったのかも不明です。
大喰らいが災いして?功を奏して?
ボニーは幼きながらに能力者となりました。
現在もメインの年齢帯となっている成人の姿にはくまを含めて一同唖然。若かりしジニーにそっくりでした。
こちらが意図せず変身してしまったボニー。10歳には治ると信じて体力作りの為に走り回っていたが1番近くでジニーとボニーを見てきたくまが見違えるほどでした。
ちなみにこの頃、青い鱗は少し広がっている様に見えます。やはり自然光を避けたとしても病状は進行するみたいです。
海賊バーソロミュー・くま
治療方法を模索しながら海賊として旅をしたバーソロミュー・くま。
海軍・政府と対立したという立場もあり国内に留まる事が難しくなった要因もありこれが最善の策
そしてもともとの体躯とニキュニキュの実の能力も相まってくまの悪名は瞬く間に広がりました。
ナレーション
海へ逃げたくまは手配され
数々の悪名とその強さが懸賞金を引き上げていった
初期の登場時から王下七武海という事もあり懸賞金については触れられる事なくその強さを測り難い一面もありましたが今回も追記はされず‥しかしながら初期手配から順調にその額が上がっていった様です。
ドレスローザで登場した賞金稼ぎアブドーラ&ジェットもくまを狙いますがあっさりと撃退されました。(コアなファンならこの2人を覚えているかな?一応ワーコレなんかにも実装されたりしていますが割とマイナーなコンビ)
また、海賊時代の航海先が小さいコマながら描かれていました。よく見てみるとどれもシャボンディ諸島で麦わらの一味が飛ばされた行き先ばかり。
チョッパーが飛ばされたトリノ王国
ゾロが飛ばされたクライガナ島シッケアール王国
フランキーが飛ばされた未来国バルジモア
ロビンが飛ばされた橋の上の王国テキーラウルフ
ナミが飛ばされた空島ウェザリア
ウソップが飛ばされたボーイン列島
まだはっきりと言及はされていませんが予想ではニキュニキュの実の能力で未踏の地へと飛ばすのは不可能。
くまが訪れたことで着地として使えるのかと考えられます。
これを言うと元も子もありませんがどごでもいけるのならばラフテルもひとっ飛びで行けてしまう。
この海賊時代に各地を訪れた事で麦わらの一味が助かったと思えば感慨深い。しかも各々に足りないものを補うのにピッタリな場所だったこともくまが考慮していたと思われます。
結局のところはくま1人では航海の中で治療方法を見つけるには至りませんでしたが後々の成果を考えるのであればこれも無駄ではなかったはず。
大台達成の展望【1100話】
ワノ国最中、鬼ヶ島決戦に向けて最高潮の盛り上がりを見せた1000話
2021年01月04日 第1000話 【麦わらのルフィ】
コミックス100巻と混在していた部分はありますがとにかく各所で大々的に打ち出されていました。
早いものであれから約3年。長期休載などもあり年内達成が危ぶまれましたがなんとか滑り込みセーフ。
当初より少し遅れた感はありますが本編の内容的にも期待感が高まります。
2023年12月 第1100話 達成予定
丁度回想編が一区切りついてもおかしくないペース。ここでくまの記憶を辿る展開は一旦終了しエッグヘッド編に回帰するのではないでしょうか?
まさかの【ゴッドバレー】というワードが登場しのっけから盛り上がっていたくま回想編。
しかし中断前のエッグヘッド編はかなり追い込まれた状況と言えるでしょう。
読者としても四皇に数えられるまでに成長したルフィとその海賊団がここまでの窮地を迎えるとは思っていなかったでしょう。もちろん大将黄猿の突破力も魅力的でしたがやはり1番は遂にヴェールを脱いだ世界最高峰の権力者【五老星】ジェイガルシア・サターン聖でしょう。
サターン聖の存在だけで戦局を相当押し込む展開となりました。
エッグヘッド決戦のギミックの1つであった【セラフィム】【マークIII】の最高命令権を牛耳ってるサターン聖が最前線に出てくるだけでもベガパンクサイドはホームのアドバンテージを生かしにくい状況となります。
そして得体の知れない【牛鬼】の様な能力
この力を持って圧倒してしまいました。
サンジを持ってしても動く事ができない不思議な能力。
後先考えずに突っ込んだボニーが捕えられてしまいました。
助けに入れる距離にいる本体ステラ、フランキー、サンジは動けず‥
ゾロはルッチと交戦中で射程外‥
そして近くにいて1番の頼りとなるはずのルフィは黄猿との戦いで力を使い果たしてダウンしております。
あまりに大きなギア5の反動。
痛み分けとなった勝負ではありますが回復は黄猿の方が早そうか?
助けが期待出来ないボニーの状況はかなり厳しいと見れるでしょう。回想編終了後には当然このピンチを救うカットインが必要になります。
ここを打開するにはやはりルフィの力が必要か?
武力のトップである四皇を殴ったから
1100話は海賊王になる事を宣言しつつ
権力のトップである五老星を殴る?
そして、よく話題に挙がる1200話完結説。最近の休載ペースを考えるのであれば3年〜4年での到達見込み。ワノ国までは全く終わる気はしなかったけど最近の最終章での惜しみない伏線回収を見るとかなり現実的な気がします。
鬼ヶ島決戦でのニカ覚醒、その後は重要事項のオンパレード。戦局も煮詰まりいよいよ大詰め。このまま順調に行けば来年には待望のエルバフ到達なるか?
ワンピース1100話 ニカ復活の兆し
回想編前後でとにかく強調されてきた【ニカ】の存在
エッグヘッドに降り立ったサターン聖がルフィを見て何やら思うところありといった表情
サターン聖
ニカ‥‥
くまがボニーに説いた希望、ヒーロー
くま
ボニー
私は子供の頃から
自由になれず苦しんでいる人達を救えるヒーローになりたかった解放の選手ニカの様に!!
ニカ?そうさ私の憧れだ
こんなリズムにのって笑いながらやってくる
ドンドットット、ドンドットット
元を辿れば父クラップよりくまに受け継がれたものでもあった。奴隷生活で希望も見えぬ中で求心力ともなったニカの存在。【バッカニア族に代々伝わる】というのが重要なヒントになりそう。
クラップ
希望は解放の戦士ニカ
私達バッカニアの家計に代々伝わる戦士の名
彼がいつか自由な海へ、太陽の下へ連れ出してくれる
ニカはいつでも笑っているんだ
ゴッドバレーで初遭遇となったくまとサターン聖。すでに資質を発揮し始めているくまをサターン聖は疎ましく思っているでしょう。ここより現代まで因縁は続いています。
くま
おじさん偉いの?
生まれた時から偉いなんておかしいよ
生まれた時から奴隷なんて生まれる意味がない
ぼくに今何かの力がついたのならぼくは【ニカ】のようにこんなかわいそうな人達を1人でも多く救いたい
ここまでの奴隷生活で拠り所としていた【解放の戦士ニカ】の存在。父から希望として聞かされた伝説は亡くなった後も求心力が健在。
そして【ニキュニキュの実】の能力を手に入れた事でニカを求める力に変化が現れた。自分がニカの様になって弱者を救いたい。
サターン聖
バッカニア族の子供
お前には奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない
それは歴史が決めたのだ
(くまのニカのようになりたい発言に対して)だから消えるんだお前達は
難病と闘うボニーの為に必死に言い聞かせていたのでしょう。ボニーもすっかりニカの虜?
ボニー
太陽に近いからニカがいるかも
そしたらお父さんも楽しみだね
ルフィが覚醒前であれば謎解きもあり楽しめたでしょう。しかしワノ国のジンベエvsフーズフー戦で提起された伏線は1年を待たずに回収。
途中では五老星達からのヒントがあったぐらいかと思います。
フーズフー
太古の昔に…奴隷達がいつか自分達を救ってくれると信じた伝説の戦士だそうだ!!「太陽の神ニカ」!!!実在したのか妄想か…人を笑わせ苦悩から解放してくれる戦士
しかしながらすでにニカ=ルフィの図式が完成しているこの時点でこれだけ連呼されるのもなんだか違和感。
くまに至っては執着に近い程のものを感じます。
ニカの様になりたいといった幼少のくまに対して放ったサターン聖の言葉【だから消えるんだお前達は】を考えると執拗に忌み嫌われているバッカニア族もニカに関係しているのではと感じてしまいます。
ジョイボーイ(ニカ)がバッカニア族だという説を推す読者も少なくはありません。
現状では回想編の中でかなりのモヤモヤが世界政府に対して溜まっていると思います。特にジニーのボニー出産を巡るストーリーは作品通しても印象深いものがありました。
更にはおあつらえ向きにダウンしているルフィ。カイドウ戦ではあまり目立ちませんでしたが戦場のど真ん中でのエンプティ状態は致命的。今回もフランキーの助けがなければサターンに仕留められたとしてもおかしくなかった。完全無欠、自由自在のチート能力には見えますがこの後も向き合っていかなくてはならないデメリット。
ここから回想終了後のカットインでは復活してそのままサターン聖と殴りかかりボニーを救出するなんて展開を期待してしまいますね。
生まれてから今まで呪われた運命の中にいたくま。
光となったジニーとボニーですらも政府の渦に呑まれています。
もがき苦しみつつも耐え抜いた人生が報われるにはニカの救済以外あり得ない。これだけヘイトが溜まった今だからこそ壮大なニカ登場シーンが見てみたい。
ワンピース1100話 くまがエッグヘッドで全員救出
登場人物や背景描写など【シャボンディ諸島】のオマージュなんて声も多かったエッグヘッド編
そして政府・海軍に追い詰められる絶望的な状況も重なっている。となればフラッシュバックするのは【バーソロミュー・くま】のカットイン
あの時も黄猿が一味を壊滅しそうな流れを突如現れて救出したのがくまでした。七武海のくまがスリラーバークのケジメをつけに現れて麦わらの一味を飛ばしたとも言えますが側から見れば手助けしたのは明白です。
更にはその後に再び麦わらの一味が集結するまでの間、外敵からサニー号を守り抜きました。(くまが頼んでベガパンクに組み込んで貰ったプログラムによるもの)
明らかに一味に加担していると言えるでしょう。
今回に限っては加えて娘のボニーが危険に晒されています。人格を完全に失い、サカズキに重傷を負わされてスクラップ寸前のくまですがマリージョアから消えて行方不明。
現れる先がエッグヘッドであればこの窮地を脱する最終手段となりそう。記憶ですら取り出してしまうニキュニキュの実の能力ですから失った人格ですらも取り出して保存してあるのかもしれません。