ワンピースネタバレ考察 ベコリ王とブルドック王【ソルベ王国】2人の国王とくまの関係性

ワンピースネタバレ考察『ソルベ王国まとめ』3人の国王による激動の政権交代とくまの贖罪

今回はワンピース考察、ソルベ王国の実態と世界政府の癒着について。これに振り回されたくまだが1人で鎮めてみせる。現代国王が最終章に絡んでくる事はあるのか?

激動の政権交代

くまの故郷でありジニーやボニーも過ごした【ソルベ王国】
世界政府加盟国でありながら悪政蔓延り国内でも明暗がハッキリと別れている貧困国でもあります。
ソルベ王国 南の海(サウスブルー)に位置する国

王国とは名ばかり‥
優雅な生活を送る王族を他所に一般市民以下はかなりの貧困生活を強いられているパターンもお決まりか‥少し違う特徴が老人達に着目されている点。幼子と同等の弱者でもあり特に働く事もままならぬ高齢者が対象となっています。

アラバスタ王国、ドレスローザ王国
とルフィが救済した王国は海賊によって善良な王とその王権が乗っ取られていたパターン。これを取り返したルフィのムーブはある意味父ドラゴンの血を引いているのも納得かもしれません。

そして今回の議題はこれら2国とは違い世界政府そのものの締め付けと悪策指示によって追い詰められているパターン。
どちらかといえば革命軍の命題はこういった国の国民達の反乱の意思に呼びかけて王権を討つ後押しをする事にあります。ワノ国後に飛び出した【8カ国革命】という革命運動はまさにこれにあたります。

王権を奪った後も上納物資を断つ事で大元にダメージを与えんとする運動

実際には7カ国。ご存知の通りマザーフレイムによってルルシア王国が消失してしまいました(ルルシア事件)

このルルシア王国で描かれたのは天上金に苦しむ人々。国民達を鼓舞し王族の留守を狙って見事に国を奪った。
一連の流れも元を正すと革命軍結成時期に遡り【ソルベ王国】に期起源があるのかもしれません。

ソルベ王国の王位
コニーの夫ブルドッグの父
30年前以前ブルドッグ
30年前〜6年前頃ベコリ
国王仮くま
くま出国後ブルドッグ

細かな時系列は明言されていませんが歴代の王を辿るとこの様な形。

元々を辿ればこの国はブルドッグ王の家系が治めていました。ブルドッグの父は名前が判明していませんがその妻【コニー】が世界会議編で少し垣間見れた【コニー王太后】になります。

悪政王ベコリ

そして息子である【ブルドッグ王】へ交代。

ワンピース ブルドッグ

世論

先先代の王ブルドッグの時代は貧しいが心は豊かでいられた
貧しいのは難点だったが


国民からの信頼も厚く、くまもブルドッグ王に信頼をおいていた様です。
本来であれば簡単に政権交代する様な王には思えません。

ここからベコリ王へと交代するに至ったのは世界政府の策略が絡んでいるのだと推測されます。(黒炭オロチがスキヤキやおでんから政権を乗っ取ったパターンに似ているでしょうか?)

そして国政を思いっきり間違った方向へと転がしたのが【ベコリ王

ベコリ

世界政府の従順な犬となり効率化を求めて弱者を排除するような政策を敢行
異議を唱える国民に対しても武力で弾圧し恐怖で抑え込みました。

ソルベ王国認定北部王城と城下町
無法地帯南部教会、老人達の村

天竜人へのヘコヘコした態度は元より、天上金の払えぬ老人達を人間扱いすらしないという鬼畜ぶり(天上金‥世界政府へと納める年貢の様なもの。金品、食糧)

あろう事か国土をちょうど二分し王国と無法地帯に分けてしまったのだ。

理論的には国民が少ない方が天上金が少ないというもの。
そもそも世界政府に納めるべき天上金は国民の数により納税額が決まる。一人当たりの生産性が少ない貧困国こそ自らの首を絞め更なる貧困が待っているという縮図は考えさせられる。

善良な納税者が少数精鋭の王国が裕福な暮らしを送ることができるという縮図。ある意味理にかなっているのが怖いところ。

ソルベ王国では南部に天上金が払えない、もしくは納税額が少ない老人が固まっている。法改正でこれら足手まといを切り捨ててしまった。

【南部の人間は自由に使っても良い】

まるで天竜人の真似事の様な奴隷制度を敢行してしまったのだ。それもそのはずこの制度は世界政府、天竜人からの入れ知恵。意思なくへつらうベコリ王はそのまま鵜呑みにしてしまった形。

【心配するな人は肩書きで勘違いを始める‥じき南部を見下す様になる】

政策施行時にこれを受け入れ難い国民を見て放ったベコリ王のセリフ。まるで自分を指している様で滑稽ではありますが徐々にソルベ王国は混乱へと陥りました。

このまま差別国家まっしぐらのソルベ王国。ドラゴン達の介入がなければ沈んでいたかもしれません。

表面化した世界政府の膿はこれでもほんの一部でしょう。

非加盟国は物資を奪い、先住民を駆逐
加盟国では天上金という極悪制度

いずれにしても政府の息がかかり、とても正義と呼べる代物ではありません。
ガープやドラゴンが天竜人を嫌うのも至極当然。
それでも海軍にはこの図式を知らずに職務に全うする海兵も多いでしょう。
元元帥で大目付のセンゴク、現元帥のサカズキ、おつるなんか古株はこの体制をどう感じているのだろうか?

コメント
ソルベ王国のベコリ王の考え方は残酷だけど正しいよね。老人が多い国に未来は無い。若返りにターンオーバーは必須。これは現代にも言えることでは?

新世界から遠く、本部から目の届かぬところではこういった悪癖が生まれているんじゃないかな?当然海軍も全ては把握していないだろうし取り締まる事もできない。ある意味海賊に支配されているのと何ら変わりないね。革命軍の掲げている正義が1番まともに感じる。本当の意味で弱者の救済でだしくまもそこに共感してドラゴンに付いたのだろう。

革命戦士くま

そんなベコリ王に三度挑んだのがくまでした。ベコリの執念もなかなかでしたが結果的には全てくまが制します。

くまとベコリ王の激突
一度目弾圧されるもドラゴンにて解放
二度目一人革命で撃退
三度目海軍ごとベコリ王を撃退

一度目の激突‥
国を二分し差別国家を作ろうと企てたベコリ王にくまが反乱を起こします。本懐を遂げるには至らず、弾圧され牢に閉じ込められてなす術無いところをドラゴン、イワンコフら自勇軍が救いました。この後くまとジニーを加えて自勇軍は革命軍へと変貌を遂げる。結局ベコリ王が折れる形となりました。

補足ですがここでの政権交代は無かった様です。ベコリ王続投で悪政策を止められた形。これが22年前の出来事でした。

ここから6年前にくまへと交代するまではベコリ王の時代が続きました。結果的には24年程の長期政権となりました。

そして二度目。
一人革命と称され、くまが1人で王権を倒した事件。

老人達

くまちー助けておくれ!!
ベコリ王がまたやりやがった
16年前の再来だよ!!
国の足手まといを燃やしちまうんだと!!
あいつは人間じゃねぇ!!
人を大量に殺し始めた!!

ソルベ王国

ベコリ王はかつてのゴア王国を真似て不要地区を焼き払う暴挙に出ました。狂気の沙汰としか言えない事態ですがこれも政府の差し金と言えるでしょう。

一応ここまではくまもベコリを手にかける事なく弾圧していました。ここでベコリを国外追放としてくまが国王の座につきました。

追い討ちをかけたのが三度目。
懲りずに海軍を引き連れて王権奪還に挑んだベコリ。
海外からフェイクニュースを使って追い込みますがあまり効果は無く‥
結局はソルベ王国到達前に海軍諸共くまが沈めてみせました。

くま

あいつが帰ってきたらその全てを返り討ちにする
だがそうすれば俺は犯罪者だ
この国にはいられない
その時はあんたがこのまま王になってくれブルドッグさん
そしてボニーも匿ってくれないか
教会も危ない

海軍に背いた事でくまも大々的に犯罪者。国に迷惑をかけぬ様に王の座をブルドッグへと譲り、同時に病気のボニーも匿って貰う様に頼みました。

ベコリ討伐からブルドッグへと明け渡すまでの期間は短期かと思われますが名義上はくまが国王として就任していました。この時実務を行なっていたのはブルドッグ。実質はこの期間もブルドッグ政権とも言えます。