今回はワンピース1088話最新情報です。続ハチノス島決戦。計4話で構成されたガープvs黒ひげ海賊団の戦いは意外な結末。ガープはまだ死んじゃいない。長らくエッグヘッドから離脱して描かれた世界情勢も一旦これで終了。
次号
26周年アニバーサニー号 出航!!
スペシャル表紙とポスター巻頭カラーで登場
1ヶ月強の休載から凱旋早々にワンピが誌面を席巻する。と思いきや2話連載で次は休載という‥お盆もあるし今夏のペースは悪そう。
超速報
コビーとガープがそれぞれ新技披露
幹部達に囲まれるガープ
クザンの氷漬けでガープを介錯
ナレーションにてガープの消息不明が伝えられる
エッグヘッド島編へ回帰
目次
前回の振り返りと1088話ネタバレ考察
大方の予想に反して場面は海賊島ハチノス一色でした。
ガープと巨漢船長達との激突。ガープ1人で全員を相手にしている様な暴れぶり。 |
タイトル、軍艦バックについて。ガープは修行の一環としてサンドバッグ代わりに軍艦を殴っていた |
クザンの弟子入り秘話。クザンから志願し最初は嫌がっていたガープもいつの間にか認める様に。 |
シリュウの不意打ちによりガープの腹に刀が刺さる |
クザンとガープのセカンドコンタクトは相打ち |
ピサロのシマシマの実の能力が猛威を奮う。海軍が一網打尽の危機? |
コビーを解放し早々に目的を達成したSWORD軍。任務難易度は低く見えるがこれもガープの圧倒的な戦闘力があってこその成果。
後は脱出するだけ。まるでマリンフォードの後半の様な状況もマッチしシリュウの一撃は衝撃的でした。
クザンの弟子入り秘話。この頃は何者でもないクザンが海軍でも特別な存在感を放っていたガープへと志願。当時は【燃え上がる正義】を掲げていただろうか?それにしても覇気が無い青年にしか見えない。
対してガープは精気が漲っています。何度も過去編で若かりし姿が描かれていますが今回のガープは特にフレッシュでした。
タイトルともなった修行方法【軍艦バック】
他の漫画作品でも度々破天荒な修行方法が描かれていましたが能力主義、対抗勢力覇気のワンピース作品で敢えて生身の拳をぶつける脳筋スタイル。ちなみにこの頃のクザンは覇気も習得していない。
ヒエヒエの印象が強いクザンですがこれを成し遂げたというと能力無しの白兵戦でも相当強そう。どこかスマートに戦うイメージが強かったのですがこれは意外。
相打ち
イメージイラスト
ガープ→287センチ
クザン→298センチ
体格的にはほぼ同じ身長。重さに関してはガープの方が一回り上かな?ガープがやや下から突き出し、クザンが被せる様な形。
力を込めた交錯は互いにクロスカウンターとなり決定打にもなりかねない威力。
周りに波及する被害やバリバリの黒い稲妻の様な描写をみると【覇王色】同士の激突にも見えなくはありません。
しかしながら過去回想のエピソード、覇気と能力を封印しての軍艦バック修行を考えると単なるパンチの激突なんではないでしょうか?
とはいえ錬磨された拳は並の覇気使いのそれを凌駕するレベルに思えます。
正義は勝つ
ガープ
うろたえるな‥
正義は勝つ!!
まるで敗戦ムード漂う様相。
シリュウの闇撃ちに加えてクザンとの相打ち。それ以外にも幹部勢との戦闘でかなり消耗がみてとれるガープ
孔雀やグルスなど実力者も控えますが今回の即席SWORD軍は側からみればガープ1強、リーダーの圧倒的な個で押し切るチームです。
故にガープの敗戦はそのまま任務失敗に直結しかねません。ガープクラスともなれば真っ向からぶつかって吹っ飛ぶ事も稀でしょう。この容態がチームに不安として伝播しこのまま海賊達に押し切られてもおかしくない流れです。
それでも不安そうなコビーを鼓舞するガープの言葉。ここからでも十分に勝機はあるのでしょうか?
読者としてもハチノスへと場面が移ってから漂っていた【ガープ死亡フラグ】を回収してしまうのではと焦燥感がつのります。
ガープ死す
単純比較こそできないがフラッシュバックし、よく似ている状況として挙げられるマリンフォードでの白ひげの最期
この時の黒ひげ海賊団はインペルダウンから囚人達を連れ出し、新生海賊団としての初陣。
とはいえ各々が実力者揃い。数もさることながら消耗した白ひげを討つには十分過ぎた。
凄惨な最期となりファンにとっても衝撃的ではありましたがあくまで、個としての白ひげ最強伝説を汚す事なく、数に呑まれたという形は終わり方としては良かったと思います。
ティーチvs白ひげとしては当時の白ひげが圧倒的な上。その強さは神格化され度々強さ議論に引き合いとして出されています。懸賞金ランキングも堂々の歴代2位。
そんな白ひげと渡り合ったとされるのが海軍の英雄ガープ。共に全盛期にやり合い大々的な決着はつかずだったと思われます。
金獅子のシキとの海戦でセンゴクと組んでやり合っていた印象が強いのですが個としての実力も言わずもがな。
そんなガープが個の対決で敗戦決着というの想像しづらい。あくまでクザンとの勝負は痛み分け。
このままシリュウの与えた傷が引き金となりコビーその他SWORD軍を逃す形でハチノスへ残り最後は群がった幹部達にやられるという最期になるのではないでしょうか?
ウォーターセブンに乗り込んできた頃から印象づけられたガープとコビーの師弟関係。
躊躇なく四皇本拠地に乗り込むあたりもコビーへの想いが見てとれる。
クザンが海軍を抜けた今その期待を一身に背負うコビー。
【コビーは海軍の未来】
マリンフォードで白ひげ海賊団がルフィを未来へと繋げた様にガープがコビーの為に命を張る展開へと発展しそうでならない。
◉◉1088話速報 最後の授業◉◉
タイトルで銘打たれた『最後』の文字。
覚悟を決めて読まねばならない。これはガープよりコビーに課せられた任務の様なもの。
海兵及び救出した捕虜達全員を連れてハチノスを出航すること。そしてこれにガープは含まれていない‥まさにマリンフォードの白ひげの様な振る舞い。
そして最後は皆が予想する結果とは少し違う形となった。
大波乱のハチノス決戦。四皇黒ひげ海賊団本拠地に乗り込んだ海軍伝説の英雄ガープ。
ティーチとのコンタクトはないままに留守番中の幹部達の前に潰えた。
目的達成こそしたものの結果的に大きな痛手。海軍組織で考えるならば事実上の敗北か?
1088話 最後の授業
巻頭カラーはNetflix 実写版ワンピースが8月31日に配信されるのを記念して始まりの海『東の海イーストブルー』の猛者達と5人編成の麦わらの一味(ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ)特にクロやアーロンなんかは懐かしい。こうやって見ると東の海のボスキャラ達は際立っていますね。
※ちなみにクリークはドラマ出演も無しということで省かれています。
また、ジャンプ本誌の表紙にも実写版ワンピースが全面に推されていました。
老ぼれと未来
今週のスタートは
旧海軍本部→(頂上戦争前に構えていた本拠地)
コビーの海軍入隊初期の頃のお話(今や精悍な見た目ですがこの初期コビーを見るのも久しぶり。特徴的なメガネも際立っていた雑用時代。それこそ巻頭となった東の海編付近の話)
新兵達に向けて授業をするのは講師に抜擢されたガープ。前回の様にクザンの弟子入りまで遡ると人に教えるのは面倒くさいといった態度が見られましたがこの頃にはサマになっていますね。
ガープから新米海兵隊へ問われた議題はよくありがちな選択問題。時には過酷な選択をしなくてはならない海軍の厳しさを物語っています。
レッスン1
ジジィと赤ん坊が猛獣だらけの島に取り残された!!
お前は二人しか乗れないボートに乗っている。どうする??
対するコビーの回答
答
自分がボートを降りて2人が助かれば‥
なんともコビーらしい答え。しかし普通の新米海兵ならばこう答えるのがセオリーでしょう。自身が犠牲になる事で市民を救う。
しかし講師は常識の通用しないガープ
コビーの安易な回答にペンを投げつけて叱ります。まるで求めていた答えと違った様です。
コビーにとってルフィは人生を大きく変えるきっかけとなった1人。それ以上に影響を与えたのはこのガープとの出会いでしょう。
ガープ模範回答
ハズレじゃバカタレ!!
老い先短いジジィは見捨ててよし!!
お前ら一体何を救う為に海兵になった!?
人の未来じゃろうが!!
ならばジジィよりお前らの方が未来がある!!赤ん坊と2人でお前らが生きろ!!
こちらもガープならではの考え。これには他の教官達も激怒しています。海軍では絶対のガープですが意外と怒られてるシーンはよく見かけます。こういった人柄もガープならでは。
二度とあんな講義をしないでください!!命は平等です!!
教官達の主張に対して怒られても折れぬ媚びぬ顧みぬガープ。貫きたい信念
ガープ
若者の未来は無限じゃ
そして今も尚自ら実践しています。海軍の未来と称したコビーを命がけで救出に来ました。タイトルでは最後の授業とされていましたがこのコビー入隊時の授業は最初の授業にあたりますかね。
読者としてはこの後のガープの未来を察してしまう様な始まり方で切ない。老兵である自分は真っ先に犠牲となり盾となり未来ある若者を守るべき。確たる信念はピンチに陥った今の状況でも揺らぐ事はないでしょう。
・「最後の授業」というタイトル
・爺は見捨てろという、授業内容
・ガープの技を受け継ぐコビー
・ここは俺に任せて先へ行け状態
・死の間際に笑うDの一族
死亡フラグが多すぎて逆に死なないでくれ…ガープ!
"僕のせいで師匠が死ぬ"(確定してない)罪悪感と無力感、絶望感に打ちひしがれるんだろうなぁ
でもきっと誰もコビーを責めないから…心も強くなってくれ…
コビー誘拐の経緯
こちら数週間前の女ヶ島アマゾンリリー
最終章突入早々に描かれた様子。ハンコックを巡り拿捕に来たコビー達海軍と【メロメロの実】を奪いにやってきた黒ひげ海賊団とのバッティング。
レイリーの仲裁でアマゾンリリーは諦めたティーチですが変わりに海兵800人と軍艦1隻を要求しています。
既に捕らえられた海兵と敵が四皇ということで仲間を奪われても何もできないという【ヤマカジ中将】
そんな窮地に自ら名乗りでたのは【コビー大佐】
ティーチにとっては英雄と呼ばれるコビーの身柄は利用価値を感じますし、ヤマカジ中将としては辞表を提出したSWORD隊員の身柄は止める義理もありません。
これにてコビー大佐誘拐拉致事件へと発展しました。大勢の味方海兵達を救ったと考えればコビーの行動は立派。
英雄と呼ばれるだけのことはある。ハチノスに囚われていたコビーがほとんど傷がなかったのが気になっていましたがこういう経緯があったとは‥結果的にはあまり価値の無い自身を高く値踏ませて大勢の海兵を救ってみせました。
悪政王の脅威
こちらは海賊島ハチノス島内
振り上げられた【悪政王 アバロ・ピサロ】の脅威に晒される近海の軍艦とガープ一行。早速砲撃で応戦しますが効きそうにもない。
結局はこの【シマシマの実】を攻略せねば脱出は出来ない。
この手が振り下ろされれば何百人もの海兵と民間人の命が奪われてしまうとうろたえるコビー達。民間人を最優先し海兵達も海に飛び込む準備をし覚悟を決めています。もはや頼りはガープのみ。
どうすれば!!ガープ中将!!
対して相変わらず冷静なガープ。 ガープ お前らなら救える
グルス、コビー、ヘルメッポ
島内に残ったSWORD隊員に個別に指示を下します。やはり若手にとってはガープは求心力絶大。この状況でもガープの鼓舞と叱咤激励があれば持ち直せる。
ええか、わしが一瞬の隙を作る
ガープ中将からの指令 | |
コビー大佐 | 島の怪物の手を破壊せよ |
グルス少将 | その破壊の落石から軍艦を守れ |
ヘルメッポ少佐 | 誰にも2人の邪魔をさせるな |
特に重要なのはピサロへのトドメ役を任されたコビー。あんな大きな物は壊せないとこの期に及んでもまだ決めかねています。(グルスとヘルメッポはサポート役)
そんな弟子に対して背中を見せるガープ。決して万全とは言えない容態で力を振り絞りピサロの元へ接近。血を流しフラつきながらももの凄い移動速度。
ガープさんどこに行くんすか‥そんな重傷で
これには同じく痛み分けの一撃を交錯したクザンも驚きの表情。ずっと生身で戦ってきた事もありこの歳でも体術能力の高さは目を見張ります。エルバフ近海でキッド海賊団との距離を一気に詰めたシャンクスと同等でしょうか?
そしてバリバリと覇気を纏った強烈な拳を叩き込みます。
新技.
拳骨唐竹割【ギャラクシーディバイド】
血を吹き出し崩れかけるピサロ
あと少し‥‥この一撃が盤面打開のきっかけとなるか?
実直拳骨
この好機に素早く動いたコビー
頭に過ぎるのは雑用シャツを着て励んだ修行の日々。クザンもこなしていたガープの特殊訓練【軍艦バック】
手をボロボロにしながら毎晩毎晩叩き続けた日々。常人よりも劣るコビーは10倍ごときじゃダメ。人よりも100倍も200倍も鍛錬に励まなくてはならない。
そんな努力も成果を示す時。決意の表情。
目標は軍艦目掛けて振り下ろされた巨大な手。
師匠譲りの拳
お前らなら救える ガープの言葉を胸に繰り出した
コビー
破壊する!!できなきゃみんな死ぬ!!僕のせいで人が死ぬ!!
この窮地がトリガーとなりコビーのタガが外れた?
実直拳骨【オネスティインパクト】
見事にピサロの巨大な手を粉砕しました。
全てをかけて放ったコビー。体制を崩して落ちるところをヘルメッポが救出。砲弾に晒されながらも2人を援護していましたしサポート役としては満点の活躍ぶり。親友だからこそどうしても助けたいという決意が見られました。コビーに負けじと躍進して欲しい。
そして軍艦に降り注ぐ崩れたピサロの瓦礫の破片もグルスが粘土で蜘蛛の巣を張り防ぎました。終始ジェラシー満開のグルスでしたが今回のコビーの活躍は認めざるを得ないでしょう。とはいえ王子のキャラ性と一見そこまで強くなさそうなグニョグニョの実は際立っていました。SWORD隊員としてこれからも期待できそう。
3人それぞれがガープの言いつけ通り任務を遂行しこれにて一件落着。あとはガープが船に合流するだけとなりました。
それにしてもコビーの強化度はエグい。覚醒と呼んでいいのかはわかりませんが強さ議論でも位置付けは変化するでしょう。生身という設定上、今後を占うのは【覇気】の練度。今回の技が覇王色を纏っているとすれば話は違ってくる。武装色の演出にも見えるし、覇王色と言われればそうにも見える。
個人的にはハチノスで躍動したガープ、クザン、コビー3人共覇王色持ちでこれからもバーゲンセールの様にこれがデフォとなるんでは?と考えています。
大笑いの退散命令
今週のラストシーン
目的を達成し船は安全圏へ。ガープも共に脱出。
誰もが海軍勝利を願う展開でガープから下されたのら全軍退避命令。たった1人自分だけを残して全員を帰還させるというもの。
それこそ、マリンフォードで白ひげが敵達を1人で引き受けて相手した状況がフラッシュバックします。当然あの時の様にこういった展開になれば期待を持つのも難しい。
ガープ合流を信じる海兵達も唖然。
急いで船を戻そうとするコビーを王子ことグルスが制し船はハチノスを離れていきました。
ガープ
こちらガープ
コビー大佐救出の任務は完了じゃ
そのまま全軍前進でハチノスを離れろ
わしゃ何とでもなるわい
お前達が無事な事が最重要事項じゃ
そうじゃろ?
この一件がいずれ海賊達の脅威となる
前進せよ
お前達が海軍の未来じゃ
ぶわっはっはっはっは!!!
ガチャッと途切れた通信‥ハチノスに残ったのは黒ひげ海賊団幹部達に囲まれて倒れているガープ
身体にはクザンの氷が貫いています。フルボッコにされたという状況ではなくピサロへの一撃で力尽きた状況でしょう。
到底助かるとは思えない‥せめてもの手向け。介錯するのは旧弟子クザン。
パリパリと徐々に全身が凍りついていきます。
それでもガープは満面の笑み
かつてのおでんやロジャーを彷彿とさせる表情は決して強がりではなく、ある種目的を成就した事への達成感にも見れます。若い物達を未来へと繋げれば十分。老ぼれの命など‥
クザンもかつての師を介錯するのは複雑か‥含みのある表情。不本意なのか?やられているはずのガープが笑っておりクザンが悲しい表情。まるで互いの立ち位置が逆転している様な対照的な描写。
本当にこれがガープの最後となってしまうんだろうか?波紋を残す何とも言えない終わり方。とはいえ完全に力負けして死ぬガープも見たくはない。伝説の英雄の最後としては相応しいんだろうか?
そして翌日の新聞ではガープの消息不明が報じられました。
ナレーション
翌日の新聞は
海軍の若き英雄コビー大佐の生還と
海賊島にて消息不明の伝説の英雄ガープ中将について
新旧英雄の運命やいかに?
加えてエッグヘッドを取り囲む軍艦の描写
ナレーション
そして
未来島エッグヘッドの
四皇麦わらのルフィ
立てこもり事件を世界に報じた
次回はようやくエッグヘッドへと戻りそうな流れ。舞台は未来島へ(次号では休載)
↓氷漬け論争は必ず巻き起こるでしょう。
ガープを見て思い浮かんだのはオハラ事件のラスト。かつての同胞であり親友のサウロに対しても立場上非情の選択をしたかに見えたクザン。
生存説が散らつく中でエッグヘッド島編にてついに回収。サウロはオハラの意思を繋いだ。今考えるとクザンはそもそもサウロを殺す気がなかったのかもしれない。この辺りは能力者本人の匙加減なのでなんとも言えませんが‥
生きている時点でそういう事だろうと勘ぐりたくもなる。今回のガープの件も窮地のガープを逃す為の手筈なんだろうか?生死が不明というのもしっくりこないですし生きていると信じたい。
先週がクザンとの師弟関係で今週はコビーとの師弟関係を描いてる感じね。コビーは自己肯定感低いから実力把握出来てなかったけどガープには分かってたんだな。技名に“実直”入ってるのもコビーらしい。最後のガープもガープらしいけど。
悲しくなるわ。
凍らせて死んだと見せかけて、実は仮死状態にして延命させることぐらい、実はできるんだよね、グザンは。そうだと言ってくれ。
違和感しか感じないの俺だけ?
グザンから目的の真相聞いたのかな?
お前'達'ってグザンも含まれてるとみた!
1088話ネタバレ シリュウのスケスケが決定打に?
SWORD(海軍)vs黒ひげ海賊団幹部
今回の闘いを考える上で注目したいのは幹部勢の【悪魔の実の能力】
生身かつ熟練の覇気使いでもあるガープに対してどの様な戦いを見せるのか?
特にハチノスにいる幹部勢の中で戦局を変えるきっかけとなりそうなのが
ピサロ→シマシマの実
シリュウ→スケスケの実
唯一無二の個性ある能力。本拠地であるアドバンテージも加味すると騙し討ちするには持ってこいの能力です。
まずはシリュウが食べたスケスケの実の能力。
スリラーバークでアブロサムが駆使していた透明人間能力で当時はサンジの憧れでもありました。
ご存知の様に黒ひげ海賊団がアブロサムを誘拐し能力奪取。その後モリアが奪還に訪れますが新たにスケスケの実の能力者となったシリュウがモリアの隙をつきました。
引用.ワンピース952話より
同じ様なパターンですと記憶に新しいワノ国編
カイドウvsルフィに割って入ったゲルニカ
カイドウvsおでんに割って入ったひぐらし
第三者がカットインして邪魔をし、隙を作るなんてのも王道になりつつあります。
上記の2つの例ですと間接的に標的を倒していますが、特に厄介なのはシリュウ自体も基礎戦闘力を備えている事。能力抜きにしてもその剣捌きは見事。
スケスケの実で間合いまで入れば直接致命傷を負わせる事ができます。そんな大方の予想通り狙い通りガープを貫いたシリュウ。
その後は押し返されてしまいましたが展開を変えそうな一撃です。
野生の勘で捌けそうな一面もありますがルフィの様に人を騙したりおちょくったりする攻撃には滅法弱そうな心配もあるガープ。コビーを守るために突き飛ばすのがやっとの状況でした。
クザンとの闘いが激化する中でシリュウの不意打ちが決定打に繋がらなければ良いのですが‥
そして詳細が判明していないシマシマの実の能力ですがこちらは島全体に波及する能力です。海賊達の会話や様子を一手に察知できるので見聞色の強化版とも言える察知能力を備えています。
海軍の位置情報やメンツなんかはピサロに筒抜けになっていると考えて良いでしょう。
またピーカを彷彿とさせる様な形態変化。島自体が生き物の様に海軍達が乗る船をも襲います。
島が無い海のど真ん中で戦うというパターンは少ないワンピース作品。ハチノスを出たとしてもどこかの島で戦う展開となった時にこの能力は厄介。
1088話ネタバレ コビー覚醒のきっかけ
ヘイトが溜まりそうな流れ。兄弟子クザンと師ガープの激突はどう転んでもコビーには辛い結果となりそう。
アマゾンリリーではハンコック拿捕の為に乗り込んだコビーと【メロメロの実】を奪いにきたティーチがバッティング。レイリーの裁量で場は収まったもののその後コビーは誘拐されるハメに。
ここから司法取引の為に自身が拉致されたのがきっかけ、引き金となりコビーを奪還に乗り込んだガープ達と黒ひげ海賊団とでハチノス決戦が勃発しました。
特に懸念されのが死相を感じるガープ。コビーを鍛え上げ海兵として育て上げた恩師が黒ひげ海賊団に命を奪われたとなればメンタル崩壊では済まない。
頂上戦争で兄エースを目の前で失ったルフィと同じ様な状況に陥る事でしょう。しかし前向きに考えるのであればこれは好機。コビー覚醒のきっかけにもなるはずです。
もともとアルビダの船で雑用として使われていたコビー。主人公ルフィとの出会いをきっかけに海軍へ入隊することを決心しました。ルフィの成長と比例する様な形で成長し今や海軍大佐まで躍進。
前述の様にガープとの血の滲む様な努力の賜物でしょう。
しかし力関係は変わらず‥
ルフィ>コビーの図式は続き、一歩後ろというよりも更に差が開いてしまった様に感じます。四皇と海軍大佐ですから争う事になれば比べるまでもない決定的な差。
今後の最終章でルフィ達の周りに絡んでいくのであればもう一皮剥けたいところです。人格は備わっているだけに後は覇気の練度を上げれば伸びしろはあります。
期待としては薄いですが覇王色覚醒もあるでしょう。
そして巷ではクザンのヒエヒエの能力をコビーが奪うんではないかなんて説も飛び出しています。
覇王色or自然系でスペックアップすれば新時代の戦線にもついていけるでしょうか?