ワンピースネタバレ考察『不老手術』決まっていたローとベポの役割と復活ルート

今回はワンピース考察。ハートの海賊団の復活ルートとキッド海賊団との比較について。

キッド海賊とハートの海賊団

vs赤髪海賊団、vs黒ひげ海賊団
共に四皇海賊団を相手にした両者。力及ばず新世界の熾烈な生き残りレースから脱落してしまいました。

ロー

キッド

ビッグマムを2人で倒したのは快挙ではありますが懸賞金30億はフロックだったと言わざる得ない。

3船長の中で唯一四皇に名を連ねた【麦わらのルフィ】であればシャンクス・ティーチと現時点で激突しても同じ結果にはならなかったかもしれませんね。(あくまでタラレバの話)

両者共にシャボンディ諸島からの主戦で登場も多く人気も高いキャラです。ファンも多くこのまま終わってしまうのか?と悲しみに暮れる方もいるでしょう。

ルフィのニカ覚醒を除き、基本的にはワンピース作品におけるナレーションは信憑性が高い。本来絵とセリフだけでわからない部分を補足するもので場面展開にも使われるものですので当然と言えば当然

引用.ワンピース1043話より→報じられたルフィの敗北はすぐにひっくり返った。作品でも珍しいパターン。この時はフリとして使われたナレーション。

そしてキッドとローの脱落を知らせたナレーションを比較してみる。

ナレーション

新世界エルバフにて
懸賞金30億の海賊
ユースタス・キャプテン・キッド率いる
キッド海賊団『壊滅』

ナレーション

新世界勝者島
ハートの海賊団
潜水艇 ポーラタング号沈没

新世界 勝者島(ウィナー)にて
海賊 トラファルガー・ロー率いる

ハートの海賊団 『敗北』

立て続けに脱落した両者ですが

キッド海賊団→壊滅

ハートの海賊団→敗北

と表記されています。

壊滅というのは海賊団としての復帰ルートを断たれたともとれます。シャンクスにNo.1キッドとNo.2キラーが意識不明に追い込まれトドメの覇国で海賊船ごと真っ二つ。息がある者がいても被害は甚大でしょう。キッドが生きていると仮定してもここからの復帰は困難。

一方で敗北と表記されたハートの海賊団。格付けとしては黒ひげ海賊団に負け。しかし唯一の希望がNo.1ローとNo.2ベポが離脱出来た事。海賊船こそ失いましたがこれはキッド海賊団との違いでしょう。

物語的に考えてもローの描写はまだ生かそうとしている様にしか見えない。

上.ポーラタング号(ハートの海賊団)
下.ヴィクトリアパンク号(キッド海賊団)

船が失くなったらもう海賊団とは言えないな

ティーチの捨て台詞はロー達に最も突き刺さる言葉であろう。海賊団にとってどれだけ大事なものか…より読者にダメージを印象づける様にド派手に描かれています。

不老手術に尽きる

トラファルガー・D・ロー
彼が唯一無二の存在感を示す理由が
オペオペの実 究極の業
【不老手術】
に他なりません。

不老手術

人に永遠の命を与える『不老手術』
だがそれをやれば能力者当人は命を失う

不老手術

引用.ワンピース76巻より

様々な不自由を解決し、あったらいいなを実現するこの世の摩訶不思議である【悪魔の実】

大抵の現象は悪魔の実で説明つくほどなんでもありなバランスですがその中でもオペオペの実は異質です。

特に【能力者の命と引き換えに対象者を不老にする手術】は絶大な価値。

人類の夢でもあり他作品でも度々取り扱われるテーマでもあります。

引用.ワンピース76巻より

あのドフラミンゴもオペオペの実をローに食べられた時点でその最上業を狙っていました。

能力者本人が命を失ってしまう事から親しくない者の為に進んで使うような技ではありません。親しき者に死が近づいた時、もしくは何者かに能力行使を強いられた場合。

使うシチュエーションは限られそうですがドフィは無理矢理使わせようとしていたのは言うまでもありません。
しかし物語的にはローが自ら誰かの為に行使する展開が美しいでしょう。
【ルフィの為に使うんじゃないか?】なんて声も多かったでしょうか。

また悪魔の実には転生要素もあります。
能力者が死ねば悪魔の実は果実へと還り再び世に出回る事に。
ローの以前の能力者の中に不老手術を行った者がいれば現世にも寿命を超えて生存しているキャラもいるんでは?というロマンも。(実際に政府要人には怪し人もいますしね)
さて実際の手術の効果にも触れてみましょう。

ドフラミンゴとローが語るのは【不老】つまりは年をとる事がありません。現在の年齢姿のまま永遠に生き長らえるという要素。こちらは肉体に限界を超えたダメージを負った場合には死んでしまう恐れがあります。

対して不死との表現を使ったのはティーチ。

ティーチ

さてオペオペの実は売るか使うか悩ましいな…
俺を不老不死にできるのか!?

不老不死というのは少し語弊もありそう。不死ってなると肉体ダメージを負っても死ぬ事が無さそう。ある意味無敵の能力で絶命させるには条件を満たさないといけないってところではないでしょうか。

不死→死なない、倒せないってなるとかなり理不尽。最終章だしそんな要素が実現したとしても面白いかな?

もう一つの売るという手段についても。ティーチほど盤石の海賊団を築いていたなら資金繰りとしても有効。ドレスローザ編に挟まれたローとコラソンの過去編ではその価値が描かれています。

引用.ワンピース76巻より

50億という異例の金額で取引された経歴もありますが結局は誰が使うかによります。ローという医術のスペシャリストが食べているからこその価値。

それを考えるとやはりローはここで死ぬには惜しい存在。
誰かに手術を施す役目を残しているに違いありません。